For NEW TRADITIONALIST
KENNETH FIELDが掲げるブランドコンセプト
『For NEW TRADITIONALIST』
草野氏が体験した80年代以降のアメリカントラディショナルクロージングを中心に、1990年代から現代までの、各年代の様々な国や地域のカルチャーに着目することをデザインソースに。
伝統を重んじながらも、時代に捉われない、ミックス感覚や遊び心を忘れない人々へ。
そんな意味が込められています。
アメリカントラディショナルが根幹にあるKENNETH FIELDの洋服。
素材やディテールに、様々な国のカルチャーや伝統を落とし込み、どこか抜け感があるというか、遊び心がある生地やディテール。
昨年、草野氏にお勧め頂いたアメリカ映画を見漁り、アメリカの伝統とカルチャー、ファッションの文化、様々な視点で感じる事が出来ました。
見れば見るほど、知れば知る程、アメリカの魅力にどっぷりと浸かっていきそうな…
今シーズン登場した”2B UNCON JACKET”は、まさにKENNETH FIELDのコンセプトが凝縮されていると思っています。
アメリカントラディショナルなスタイル の一枚を、リネンヘンプという天然素材で落し込んだ一枚は、生活環境を意識してのせた素材だそうです。
夏場の気温上昇、温暖化に対して様々な側面から環境負担を軽減していく事は、世界でも大きな問題として取り上げられています。
それは、洋服を作る上でも重要な事であり、使う素材は天然素材ならば尚の事良いでしょう。
ヘンプという素材は、農薬、化学肥料や大量の水資源が不要であり、土壌を含む環境に付加がかからない植物です。
世界的に問題になっている環境問題を考慮して、天然素材を洋服に落とし込む。
素材が進化している中で、古き良き素材を身に纏い、それを長年大切に愛用し続ける事の重要性が、このジャケットの話を聞いて再認識させられました。
80年代に主流だったアメリカのスポーツコートをベースに、肩パット・袖裏を取り除く事で、より快適にリラックスした一枚に仕上げています。
経糸にリネン、緯糸にヘンプを使用したキャンバス生地は、一般的にはドレスクロージングで使われるのが少ない生地です。
リネン は洋服、ヘンプはバッグなどの頑丈な物に使われる為、独特の凹凸感が生まれるでしょう。
ヘンプの不均一なスラブ感は、洗う事でさらに表情になって出てきます。
ここからは、僕の妄想にお付き合いください…笑
カラー名が”CHOCO”と付けられたこの”2B UNCON JACKET”
ヨーロッパ的なカラー名に、様々な妄想を膨らませてしまいます…
リネンキャンバスでブラウンカラーと言えば、古いフランスやドイツ、ヨーロッパで流通していたワークウェアーの素材を思い起こさせます。
まさにCHOCOと呼ぶべき色味で…
ブラウンリネン のジャケット は、なんだかヨーロッパ的な匂いのするアイテムなんです。
勝手な妄想だけど、フランス人が好んで着ていそうなんだよなぁ〜…笑
アメリカントラッドに強い憧れを抱いている一人のフランス人、言うならばアメリカ被れのフランス人がいたとします。
そんな彼が、夏場は当り前に着ているブラウンのリネンのジャケット。
そのCHOCO カラーのジャケット に、ブルーのシャツ、チノパンにセンタークリースを入れて、足元はALDENを履いていて欲しいけど、おそらくParabootのシューズで決まり、色は勿論ブラウン系で。
アメリカントラッドなんだけど…どこかフレンチな色合わせ…そんな事を考えながらこのジャケットをオーダーしました。
遊び心を忘れずに、ドレッシーにもカジュアルにも、ジャケットとしてもカーディガン的な感覚でも…
色々な妄想と共にこのジャケットに袖を通したいです。
COLOR CHOCO
SIZE 36 / 38 / 40 / 42 / 44
PRICE ¥66,000 in tax
ARCH 宅見