OUTIL PANTALON MARNOZ

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1970’s FRENCH WORK PANTS

1970年代のフランスのデニムワークパンツをデザインベースに、生まれたOUTIL(ウティ)のPANTALON MARNOZ

フロント部分は、所謂フランスのワークパンツによく見られる作りなのですが、、

サイドのツールポケット、ハンマーループなど、ペインターパンツの様なディティール…

これらのディテールと、インディゴデニム生地の組み合わせは、フランスのワークパンツでありながら、アメリカを彷彿とさせます。

しかし、そのデニム生地に使用される染料は、日本の伝統技術でもある”本藍染め”によるインディゴとブラックの2色。

フランス、アメリカ、日本の3カ国の要素を含み、Archのコンチネンタルなスタイルには相性抜群で、OUTILにしか表現出来ない1着です。

本藍染めインディゴ
ブラック

藍染とインディゴ染めの大きな違いは染料にあります。

一般的なインディゴ染めは、ケミカルな薬品を使用して人工的に作られた合成染料(インディゴ)を用います。

本藍染は、藍の植物から抽出された天然染料を使用する伝統的な手法。

本藍は天然染料のため、濃い色に染めるためには、何回も繰り返し染めて、深い色合いにしなければなりません。

化学染料のように一度で濃くはならないのです。

まさに職人の技術がなくては製作することは出来ない、伝統工芸品と言ってもよい物だと思います。

縦糸は天然藍でロープ染を施し、緯糸には綿とヘンプの混紡糸を打ち込んだ、outilのオリジナル生地。

写真は、履き込んだ際の変化。
派手さはないものの美しく鮮やかな色落ちがお分かりいただけるかと思います。

潔いズドンとしたシルエット。

撮影用に試着をしたのですが、良すぎて気づいたら購入してました。笑

ペインターパンツのようにウエストはギュッと絞って履くのが僕は好みです。

一度洗って、高温の乾燥機に30分入れてみました。
縮みに関しまして

ウエスト 2cm程度
レングス 4cm程度

裾上げはしていません。

裾をひと折りしても良し、そのまま履いても良し。

個人的ベストサイズに仕上がりました。

あまり縮ませたくない方は、乾燥機には入れずに洗濯していただければと思います。

購入してからかなりの頻度で履いておりまして、、

新たなマイスタンダードパンツに加わりそうです。

Arch 荒