MARCEL LASSANCE Vol.1

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本日は、rdv o globe前淵氏を語る上で欠かせない存在であるフランス”MARCEL LASSANCE”のお話を。

PARISの伝説のコンセプチュアルショップ”MARCEL LASSANCE”

1980年代頃に、今で言うセレクトショップと呼ばれるお店がフランスで登場します。
MARCEL LASSANCE 、エミスフェール、オールドイングランド、ブラウンズなど、数々の名店が当時存在していました。
因みに、エミスフェールはANATOMICAの前身のお店です。

今では当たり前の業態ですが、当時は様々なブランドの洋服を一つのお店に集めたコンセプトショップは世界を見渡しても存在していなかったのです。

PARISにお店を構える”MARCEL LASSANCE”は、世界各国から集めた洋服と自身のデザインしたオリジナルの両方を展開していた唯一のお店です。

テキスタイルデザイナーから始まった”MARCEL LASSANCE”、グレンマックのニットやシャプリエの色出しも行っていました。

今では定番になったALDENのブラックコードヴァンは、彼が特注したところから始まったそうです。

そんな”MARCEL LASSANCE”が、1991年に東京の代官山にオープンします。
その後、日本に4店舗のフラッグシップが誕生するのですが、全てのお店を当時rdv o globeの前淵氏が統括していました。

”MARCEL LASSANCE”という存在は、前淵氏にとって切っても切り離せない存在です。

※こちらのAmvaiの記事で詳しく掲載されているので、是非ご覧ください。

アメリカ物やイギリス製のセーターなどを、フランス的解釈で表現したスタイルは、当時の洋服業界に衝撃をもたらした事でしょう。

洋服好きが愛用している洋服。
ARCHオーナー山内を始め取引先様など、MARCEL LASSANCEを格好良く着ている人達を多く見てきました。

その人達がこぞって着ていたのが、”フィッシュテールパーカー”です。


素材にはナイロンやワックスコットンなど、ミリタリー物では想像できない生地が使われていました。

US MILITARYがベースにあるフィッシュテールなのに、何故かモダンでエレガントに映るその一着。

どうしても欲しくて欲しくて、かなり探し回りましたが見つからず…最後に前淵氏にお願いしてご好意で譲って頂きました苦笑

MARCEL LASSANCEの名作”フィッシュテールパーカー”をいつの日か作れたら…

そんな思いから今回の別注品が誕生しました。

次回に続く。

ARCH 宅見