rdv o globe 25SS / BRUCE MA.

2025年の4月でArch sapporoは21周年を迎えます。
飲食店を営む昔お世話になったオーナーも20年という節目で店をたたみ、もう一店舗の姉妹店に精力を注ぐようになったこともあり、個人的に20年というのは一つの節目であるというイメージが強くあります。
最近のArchはフランスやイギリスなどのヨーロッパの洋服が大半を占め、店舗のイメージとしてもヨーロッパという印象が強かったように思います。
それもあり21周年を迎えるにあたり、原点回帰の意味もこめてTHE CORONA UTILITYを再び始め、ヨーロッパもありながらアメリカの洋服もある。
原点回帰から、新たな洋服の提案が新体制となった今のArch sapporoでもあります。

スタイルを提案していく上で、最近Arch sapporo内では装いの意図を日常的に話し合うことが多いです。
そればかりを考えていたら楽しめなくなると昔言われたこともありますが、この考えを無くしては心のどこかで、洋服屋たるもの駄目だと思っています。
ミリタリー、ワーク、スポーツ、ドレス、民族、モード。
ジャンル分けをするならばこれらになると思うのですが、ドレスにもドレッシーとスポーティーがあったり、少し変わりますが、ミリタリーにも戦場で着用するものと戦外で着用するものがあったりと細分化していくとキリがありません。
Gジャンのルーツを知りワークだと認識していれば、グレートラウザーに合わせた時どれだけ外れているかが明確になるので、靴やインナーは何が良いかを考えやすかったり、
フルブローグの靴は元はアイルランドの泥や湿地で活動するためににうまれたと知っていれば、その靴でレッドカーペットの上を歩くのは違うというのもわかるので、その日のシチュエーションに合わせた洋服選びができます。
そういった意味で、スタイルに意図を持たせるのは重要だと私たちは考えています。

その上で、Archで長く展開しているrdv o globe (ランデブー オー グローブ )はArch sapporoでのスタイルにおいて重要な洋服です。
人によってはアメリカンに、モードに…手にする人で解釈が変わる洋服はrdv o globeの他に無いと思います。
モードの洋服にはモードで合わせるというのがセオリーだと思うのですが、
rdv o globeの洋服のディティールからアメリカものと解釈して5ポケットデニムを合わせてみたり、一見ストレートな着方ですがrdv o globeのフィルターを通した洋服はその着方の角をとり、変化をつけた着方ができます。

本ブログで紹介するのは、rdv o globe 25SSより展開されている、
” BRUCE MA. “
コットン100%で製作されたこのコートは暖かくなってきた今頃丁度良い生地感です。
IVORYとBLACKの2色展開で、IVORYはイギリスの某B社を彷彿とするカラーリング、BLACKはモードな雰囲気を感じられる一着です。



身幅をたっぷりとったシルエットは、腕を下げた時に丸みの帯びた独特なシルエットへと昇華し、一見シンプルでありながら一線を画した雰囲気を感じることができます。

末端に設けられたストライプの裏地がターンナップをすると、表に出るのも遊び心を感じられるギミックで、飽きを感じさせない仕上がりです。
厚すぎず、薄すぎない絶妙な生地はデニムのカバーオールやミリタリージャケットの上に合わせても生地負けはありません。
クラシックな洋服やトラディショナルな洋服、モダンな洋服どんなスタイルにも順応するrdv o globeをぜひお試しください。
Arch 柳田

rdv o globe
BRUCE MA.
Color Black
Size Ⅰ,Ⅲ
Price ¥77,000-(inc.tax)