forme’d expression
forme’d expression についての文献は少数で、このブランドを真に理解をするというのは私自身、難しいと感じていました。
デザイナーであるKoeun Park氏に直接お会いしたこともなければ、イタリアの地に立ったこともありません。
しかし、
いつも先輩方が揃って口にするのが”超一流”。
何故”超一流”と評されるのか-
forme’d expression延いてはKoeun Park氏の理解を深める為、文献や代表の山内、先輩方にうかがいました。
Koeun Park氏は、1972年生まれで名門大学でファッションデザインを専攻。
L’Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne(1927年にパリ・クチュール組合によって創設されたモード・ファッションの学校。)で学び、パリのオートクチュール・メゾンで幅広く修行しながらクチュール本来の感性を磨きました。
その後、”完璧主義者”や”モードの帝王”と評される、
“GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)”のメンズ ブラック レーベルでデザインを始め、デザイナーとして本格的な基礎を築き、ヘッドデザイナーの地位へと登りつめました。
ニューヨークのDonna Karan(ダナ キャラン)では、メンズ、ウィメンズコレクションの間で広範囲にデザインを担当しながらその多彩なデザインスキルを証明する機会が与えられ、そこでKoeun Park氏はキャリアの中で「啓蒙」を経験しました。
2004年の夏、Koeun Park氏はミラノに自身のデザイン会社「ファクトリー・オブ・フェイス」を設立し、”forme’d expression”と名付けた最初のコレクションを発表しその第一歩を踏み出しました。
初めて袖を通した時の着心地、肌触りはまさに圧巻で、その理由を尋ねてみると
パターンは直接人に布を当てて裁断するという古典的なドレーピングという方法を用いており、機能美という言葉だけでは収まらない着用時のリラックス感と、芸術的な美しさを兼ねています。
生地もKoeun Park氏の築き上げてきたキャリアと信頼からでしか取引できない一流の生地を用いているのだとか…
デザイン、生地、パターン、全てforme’d expressionの最高峰。
Archがセレクトした24SSのコレクションを6月19日夜7時からのブログにてご紹介いたしますので是非ご覧ください。
Arch 柳田