ARCH COLONIAL JACKET & TROUSERS “BLACK LINEN”

ここ北海道も雪が溶け、ようやく春らしい気候となってきました。
関東の友人らの近況を聞いた時、花見シーズンが既に終わった事を聞いて驚き、自分の感覚が変わってきた事にまた驚いています…。笑
そろそろ衣替えがしたくなってきた気温
製作の段階から話しを聞いていて、僕たちも入荷を楽しみにしていたArchの新型セットアップスーツが届きました。

ARCH
FRENCH COLONIAL JACKET




少しコンパクトな肩周り
斜めに低くくつけられた左胸のポケット
前振りの袖付け
適度なシェイプ
丸みのある小ぶりな襟形
フロント4つボタンに狭めのVゾーン
裾に向かってAラインに広がるシルエットは、当時のフランスのワークウェアの雰囲気を踏襲されており、Archならではのキャラクターのあるジャケットに仕上がっています。
名前にもあるColonial(コロニアル)は、植民地という意味を持ちます。
1900年代初頭、フランスが植民地にしていた国々で生産されていた背景を持つヴィンテージウェアをベースとした生まれました。
移民と共に渡って来たそれぞれの国の文化達が、融合して生まれたスタイルがあるウェアなのです。

今回選んだ生地は、打ち込みの強いハリコシがある高密度ブラックリネン。
マットでざらつきの肌触り、嫌味のない自然な光沢…
リネン特有の皺が入ってきた時の表情もとても楽しみ。
昨今不作が続き、本当に良いリネンはなかなか見つからなくなってしまいました…。
日本の幡屋が数十年前に製作したスペシャルなリネン生地で、いつかArchオリジナル商品に使えるように確保していた為、今後生産される事はありません。
海外の生地メーカーにも惹かれますが、日本の丁寧な手作業によって生まれたコットンのようなガシッとした生地は、高温多湿な日本の気温にマッチし、長いシーズン着用する事が出来ます。

ボタンは、パリの倉庫で発掘した1950年代のデッドストックウッドボタン。
その際、同行していたのですが、このウッドボタンが見つかった時に、今回のリネンのセットアップスーツの製作を聞いていたため、その場で決まりました。笑

ARCH
FRENCH COLONIAL TROUSERS



ワンプリーツのインタック
少し広めのウエストバンド
ストンと落ちるストレートシルエット
ARCHではお馴染みのフランス軍M-52チノの初期型の原型とされる、1915年にフランス軍へ支給されていたミリタリートラウザーズのフィット感、ディテールを参考に製作したトラウザーズ。
ゆとりのあるフィット感でありながら、先ほどのジャケットと同じくハリ感のあるリネン生地と相まって綺麗なシルエットを描きます。
グレートラウザーズに比べると、ブラックトラウザーズは、お持ちの方が少ない印象。
ブラックリネンのトラウザーズは、ARCHの夏のスタイルには欠かせない存在となっています。


ジャケットとトラウザーズ共地のため、セットアップでの着用がお勧めです。
セットアップというワードを聞くと少し固く感じる方も多いかと思いますが、あくまでもワークスーツですので、デイリーウェアとして、この手のセットアップはあると非常に楽。
ラフに白Tシャツにサンダルでも成立してしまいますが、
スキッパーポロシャツや開襟シャツ、足元はギリーシューズやグルカサンダルを合わせて…。
命名されたコロニアルなスタイルを目指すのも個人的には好みです。



セットアップでのスタイルは勿論ですが、ジャケット、トラウザーズ単体でもコーディネートを楽しんでください。
ワークジャケット、ミリタリージャケット
5ポケットジーンズ、フランス軍 M47パンツ
SAINT JAMESのバスクシャツ
足元はAldenやParabootのレザーシューズ
先日Instagramでのリール動画(一弾目 ” ARCH SAPPOROの考える洋服のスタイル”) でも少しお話ししていましたが、
Archも今では店舗が増え、取り扱いブランドの移動などもあり、新たなスタイルも生まれています。
ですがこのスタイルは、僕たちには欠かせないベーシックスタイル。
ブラッシュアップは常に必要ですが、根本は変わりません。
何を着るか困ったりした時に、このスタイルをすると、
やっぱり格好良い!と再認識させられるのです。
Arch Sapporoにいらした際には、まずは僕たちのベーシックスタイルをご紹介させてください。
Arch 荒

Arch sapporoスタッフ同士で普段話しているような内容に加えて改めて、Archが製作するオリジナルについて雑談している内容をYotutubeにアップいたしました。
こちらもぜひご覧になってみてください。
CHECK!! →【アーチズムトーク】