Alden Algonquin Ox & Trunk Show

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Aldenの中でも代表的なレザーの一つ、CORDVAN(コードヴァン)。

コードヴァンは農耕馬のお尻の革というのは有名な話ですが、厳密にいうと少し特殊な部分を指します。

表面でも床面でも無い、表面と床面の間に存在するコラーゲンの塊をコードヴァンと言い、全ての農耕馬に存在するわけではなく一部の農耕馬に存在するであろうコードヴァンを一流の職人が判別し、初めてコードヴァンの元が用意されます。

そこからオイル鞣しや乾燥を含め、約6ヶ月かけてよく目にするコードヴァンレザーが完成されます。

希少価値の高いコードヴァンレザーを使用し、100年以上の歴史を持つAlden(オールデン)社の一流の技術を以って製作されるレザーシューズはまさに芸術。

Aldenには10型以上のラストが存在しますが、その中でも有名なラストといえば、バリーラストとモディファイドラストではないでしょうか。

中でもモディファイドラストはANATOMICAの創設者、ピエール・フルニエが絶賛し、当初有名ではなかったモディファイドラストを自らが履き、素晴らしいものだと信じて謳い続け、世界に認知され有名になっていきました。

私自身まだ二足しか持っておりませんがどちらもモディファイドラストで、ストレスなく履いています。

つい最近色々あって約4時間Aldenで歩き続けたのですが、靴擦れを起こさなかったのでその安全性も実証済みです…笑

モディファイドラストで一番有名なモデルは”Algonquin Ox. #8 / 54321″。

モディファイドラストが誕生し初めて製作されたモデルだからです。

そもそもモディファイドラストはどういうものなのか-

モディファイドラストの誕生は約60年以上前。

それより少し前の1940年代にアメリカの国家が大々的にアメリカ海軍に向けてサービスシューズを製作するよう設計図と国家予算を当時の名だたるシューズメーカーに依頼を出しました。

その設計図は1800年代に製作された約2000人の人種を問わない足を測定し誰もが履ける平均的な木型を2000人分の情報から平均を割り出し、製作されたマンソンラストをドレスアップさせたUSNラストというものが採用されています。

当時の名だたるシューズメーカの一つ、オールドコロニー社。

1900年代半ばにAldenが矯正靴に進出する為Aldenがオールドコロニー社を買収しお互いの技術力を以って、モディファイドラストが開発され、その初期モデルとしてAlgonquin Oxの#8カラーが製作されました。(昔はブラックコードヴァンは存在しませんでした。)

所謂、機能美。

この先は実際に履き続けることでしかわからない感覚的な部分になるので、是非店頭でお話しできたらと思います。

今回のAlden Trunk Showではレザーのダイアモンド、コードヴァンのモディファイドラストを使用したモデルやカーフレザーなど、Algonquin Ox を含め多数ご用意しております。

オーダーから約10年越しに届いた…それほど手に入れられないAldenをこの期間中に是非手にとっていただきたいです。

Alden TRNK SHOW
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