NORTH WORKS

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いつもARCHのBLOGをご覧いただきありがとうございます。

久しぶりに私宅見がBLOGを書かせていただきます。

今週末から開催します”rdv o Sapporo”のイベントでは、久々にNORTH WORKSのコレクションをARCH 2Fでご覧いただける機会となっております。

アメリカンヴィンテージコインのコレクションを筆頭に豊富なラインナップが揃いますが、今回はこのイベントのために用意していただいたアイテムを何点かご紹介します。

NORTH WORKSの基盤ともなっているインディアンジュエリー。

ネイティブアメリカンがシルバージュエリーを作り始めたのが1800年代中頃。

その中心となっていたのがアメリカ南西部・モニュメントバレーを居留地として生活するナバホ族でした。

鉄鍛冶の技術がスペインからの入植者によってメキシコに伝わり、そこからナバホ族に継承されていったそうです。

伝統的なシルバーとターコイズを組み合わせたものや、スタンプワークなどナバホ族を代表する作品が数多く存在します。

個人的に、中でもナバホパールと呼ばれるシルバージュエリーに興味がそそられています…

ナバホ族が居留地としているモニュメントバレーは砂漠に近い気候なので、海にまつわるパールなどは見る機会が少なかったそうです。

普段の生活では見ることの少ないないパールは、ナバホ族にとって貴重なものだったのではないか…

花が咲かない地域に住んでいる民族が明るい柄を民藝品に取り入れるように。

憧れであり身につけてみたいモノを自分達の手でシルバーで作り上げていったのではないか…

文献があまり残っていないので得意の妄想になりますが…笑

色々と探っていく中で、NORTH WORKSが作っているナバホパールのアイテムに惹かれていきました。

インディアンジュエリーの伝統的な技法やデザインを継承しながら、新しいデザインを施すNORTH WORKSは、素直に身につけていたいと思えるのです。

NAVAJO NECKLACE ¥71,500 in tax
NAVAJO BRACELET ¥28,600 in tax

シルバー925のドームに同素材のホーン。

留め具にはヴィンテージコイン。

幾何学的にならぶドームに、バックスタイルも考えられたホーンがなんとも粋なんです。

アナトミカの伏見と近谷が愛用してるのを見て物欲がそそられました。

使い込んでいくと酸化し黒ずんでくるのがまた良い雰囲気。

個人的にもどうしても欲しくて用意していただきました。

大きさの違うネックレスが2型、クレッシェンドのスタイルで大きさが異なるブレスレット。

男女問わずに愛用して欲しいアイテムです。

続いては、札幌のために制作していただいた2連のビーズネックレスをご紹介します。

NORTH WORKS太田氏に、ARCHのイメージカラー2色という事で、ブラックベースとホワイトベースの2種類を制作していただきました。

古いヴィンテージビーズを贅沢に用いて作られた2連のネックレス。

ブラックベースではありますが、様々なカラーのビーズが散りばめられており、微妙にコントラストになっています。

VINTAGE BEADS NECKLACE ¥33,000 in tax

シルバーのホーンとヴィンテージコインの留め具にNORTH WORKSのアイディンティを感じる仕上がりに。

インディアン達が交易で手に入れたビーズは、様々な装飾品に用いられてきました。

ネイティブアメリカンの伝統工藝品を語る上で欠かせないものです。

最後にご紹介するのは、ARCH TOKYOで別注制作した ”NOVEL SMITH BANGLE”

デザインベースとなっているのは、ナバホ族が1900年代よりも前に制作していたとされるヴィンテージのバングル。

この時代のナバホ族のアクセサリーの特徴として、過度な加工や刻印のものは少なく当時の暮らしや職人の繊細さを体現したかのようなミニマムなデザインのものが多かったそうです。

シンプルなデザインの中で、素材にはSILVER 999という純度100%のシルバーを落とし込みました。

この素材は、NORTH WORKSでも使用した事がない素材です。

NOVEL SMITH BANGLE ¥77,000 in tax

名前の通り純度100%で一切の不純物が混ざっていないシルバー、これは昔では使われることのなかった素材だそうです。(表記上は銀含有率99.9%)

純銀だからこそ、酸化することはなく使い込めば込むほど光沢が増し、時には傷付き易くもあるけれど全てを踏まえて“育てる”というこういを楽しむ事ができる素材です。

最後にNORTH WORKS太田氏がインタビューを受けていた際の言葉を。

今では様々な素材を加工する技術も発達し、さらにはその素材を手に入れる術も確立されているけれど昔の先人たちは資源調達もままならない中で試行錯誤の末、コインを溶かして装飾品に変えたり廃棄物を用いてモノづくりを行なっていた。その姿勢こそが僕の思うモノづくりの本質。それを踏まえた上でリスペクトを持ってあくまで新しいものを生み出したい。』NORTH WORKS 太田氏

ナバホのデザインをリスペクトしながら、今までになかった素材を用いて制作された”NOVEL SMITH BANGLE”。

是非店頭でご覧になってください。

ARCH 宅見

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