FRANK LEDER / DEUTSCHLEDER
FRANK LEDERと言えば、ぼくらがまず思い浮かべるのは”DEUTSCHLEDER(ジャーマンレザー)”を使用したジャケットです。
1930年代頃、ドイツの労働者たちにとって最も高級品とされていたのはレザー素材のワークウェアだったと聞きます。
当然そういった高価なものを誰もが買えるわけはなく、多くの労働者階級の人たちにとって馴染み深く支持されていたのは、”レザー”にも引けを取らない生地の厚み、耐久性、防寒性を備えたコットン100%の生地を使用したワークウェアでした。
そして”ジャーマンレザー”と名付けられたそれらの生地は、多くの労働者たちに愛用され、今日に至るまで受け継がれてきました。
[2B JACKET]
SIZE/S,M,L
COLOR/BLACK
PRICE/¥88,000+tax-
限界まで高密度に打ち込まれた生地は、レザー用の機械でしか針が通らないほどだそうです。
当然縫製に手間、労力はかかりますが、古くからドイツの労働者たちを支えてきたこの伝統的な生地を今もなお変わらずに作り続けているというのは何ともロマンがある話では無いでしょうか。
そんな魅力に耐えられるわけもなく、個人的にも去年ようやくこの2B JKTを購入しました。
念願だったジャーマンレザーを自分のものにするべく約1年ほど気合を入れて着用していますが、正直まだまだ時間がかかりそうです…しっかりと良い表情に仕上がってきたら、その時は改めてこのブログで紹介したいと思います。笑
[DOUBLE BREASTED]
SIZE/S,M,L
COLOR/BLACK
PRICE/¥98,000+tax-
写真はオーナー山内が約10年ほど愛用している[DOUBLE BREASTED]。
着始めは自立するほど硬く、腕を上げたり曲げたりするのも一苦労ですが、この私物に関してはおよそ同じジャケットとは思えないほど柔らかく体に馴染んでいます。
本来ワークウェアとして、その使用に耐えうるタフさを追求した結果生まれた生地は、前述した通りとても着やすいと呼べるものではありません…しかしながらこのジャケットのように自分だけの1着を育てるという行為こそが愛着になりきっと手放せないものになるはずです。
現代において通常洋服に使用されることはほとんど無い素材を、フランクリーダー流の解釈で現代的なものへと昇華させた1着は唯一無二です。
“育てる”ジャケットなんてそうそう無いのではないでしょうか。
是非お早めにご覧になってみてください。
Arch STELLAR PLACE 川村