BONCOURAルーツを探る旅/近谷編
Archでは既にお馴染みのBONCOURA。
特にデニムに関しては、定番的な位置付けです。
そのBONCOURAのデザイナーを務める森島さんの計らいもあって、先日初めて大阪へ行かせて頂きました。
今回は、約3年前の吉田と宅見に習って、近谷編として『BONCOURAのルーツを探る旅』をお送りします。
[1日目]
空路、関西空港へ。
到着し真っ先にSALONへと向かいます。
電車に乗って最寄り駅の柏原駅に到着すると、森島さんの息子であるユウスケさんが迎えに来て下さり一緒に[SALON BONCOURA]へ向かう事に。
緊張しながらも道中は期待で胸が一杯でした!
駅から車で5分程でサロンに到着。
住宅街の中に現れるサロンは、まさに秘密基地です。
外から見る無骨な雰囲気の存在感と、ドアを開けた瞬間のBONCOURAの世界観は、ここでしか味わえないものだと感じました。
内装の雰囲気にも感度しっぱなし、、、森島さん拘りのヴィンテージ什器や家具に囲まれて見るBONCOURAのアイテムは、普段見慣れているはずなのに、何故かとても新鮮でした。
至る所に興味を惹かれる画や置物があり、配置の仕方なども抜かりなく拘られているんだろうなと終始興奮してしまいます。
<<BONCOURA DENIM エイジングSANPLE>>
サロン内に入るや否や目に留まったのは、壁にズラッと掛けられたBONCOURAデニムのエイジングサンプル。
パッと見、ヴィンテージの様な雰囲気に”育った”デニムは迫力に満ちていて、履いている人を想像してしまう程、引き込まれてしまいました。
上の写真は、初日に沢山のエイジングサンプルを着用させて頂いた時の1コマ。
着用しては写真を撮り、着用しては写真を撮り、高揚した気持ちが終始続いた状態でした。
これらの写真は、是非店頭に来て頂いた時にでもお見せ出来ればと思います。
初日は”SALON BONCOURA”を肌で感じ、その空気感をゆっくり堪能させて頂きました。
[2日目]
2日目も、朝からびっしりとBONCOURAイズムを叩き込んでもらいました。
僕の突拍子も無い質問に何でも答えて下さり、この時はメモしてついて行くのがやっとの事。
ストレートシルエットの”XX”、
足元にかけてテーパードの効いた”66″、
その2つの中間くらい、やや足元にかけてテーパードの効いた”CHINCH BACK”、
そして今年1月に発売されたばかりのニューモデル”Z”。
インディゴデニムで4種類、好みによって種類を選べるようになっています。
実はそれぞれ細かくディテールが異なっていて、履き込んで違いが分かる部分もあります(リベットやコインポケット、パッチの縫い方等)。
そして何より素晴らしいと思うのが、”生地”と”綿糸”、”旧式ミシンによるステッチワーク”です。
原料となる綿を選ぶ段階から選び抜かれたオリジナルデニム素材は、実に100通り以上の試作を経て完成しています。
単に100通りと言っても、抜かりの無いモノづくりを徹底する森島さんの事なので、並大抵のことでは無いと強く感じました。
ヴィンテージのミシンは今も現役で稼働中です。
実はBONCOURAデニムを1本仕上げるのに7~8台ものミシンを使用するのですが、100%の綿糸でこの細かいステッチワークを行うのには時間もかかればミシンに対する負担も大きいとの事。
現代ではほとんど行われる事のないやり方なのです。
箇所によって糸の番手を変えたり、ステッチのピッチを変えたり、糸の色を変えたり、、、森島さんならではの拘りが詰まった真骨頂とも言えます。
今回、森島さんに沢山のお話を聞くことができてBONCOURAの事はもちろんですが、森島さんの人柄や温かさというものにも強く感じることのできた2日間でした。
連れて行ってくれた先々のご飯屋さんに”BONCOURAオリジナルメニュー”なる裏メニューがあったり、
親しげに森島さんと話す人々を見ていると、BONCOURAが多くの人に愛される理由がわかった様な気がします。
また、まだまだ未熟な僕に対しても真摯に向き合ってくれるその人柄は、モノづくりにも現れているんじゃないかな?と再認識した旅でありました。
デニムの事も、大阪の事も、BLOGに書いた内容だけではとても語りきれません。
先ずは是非、店頭にBONCOURAのデニムを履きに来て下さい。
商品の事はもちろん、今回の事を一緒にお話したいと思います !!
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
Arch STELLAR PLACE 近谷