MOJITO / “HOMESPUN ” Fabric
MOJITOを語る上で欠かすことのできない2つのアイテムが入荷してきております。
まずは、21SSでも取り扱いがあり、皆様の記憶に新しい”GULF STREAM PANTS”。
そして、Arch STELLAR PLACEとしては約2年ぶりの入荷となる”RITZ JACKET”が今季、MOJITOのテーマファブリックであるHOMESPUNで登場しました。
HOMESPUN(ホームスパン)、あまり聞きなれない生地の名前かと思います。
もともとの意味は、その名の通り”家庭で紡ぐ糸”。
実際、1800年代のスコットランドでは、各家庭で糸を手紡ぎして織物を織ることを冬場の仕事にしていたとか。
そこから転じて、手紡ぎの太い糸で粗く織った平織り生地のことを指します。
ちなみにツイードも織り方が違うだけで、ホームスパンの一種。
スポーティーさと程よいラフさを併せ持つ、生地です。
正直に言えば、トレンドや流行とは無縁で時代を逆行しているような洋服だと思います。
流行だけを追った服や、とにかく安くするため大量生産された服など、様々な洋服で溢れかえる現代。
そんな中、一目見て、デザイナーが服作りに込める想いの強さや、信念を感じ取ることができる。そんなブランドは一体どれだけ残っているでしょうか?
どれだけの方にこのブログを読んで頂けているかは分かりかねますが、洋服にはそういった類の良さがあるということを知ってもらえたら嬉しく思います。
デザインやシルエットのみならず、そういった意味も合わせて最高にかっこいいアイテムです。
僕も一目散にセットアップで購入しました(笑)
段返り釦のブレザーのような見た目ですが、袖の作りや、ピンチバック仕様になっておりクラシックながらもカバーオールのようにラフに着ることもできます。
※ピンチバックとは、ハンティングやゴルフをする際、快適性を求めてスポーツコートに取り入れられた背面のプリーツやマルタンゲール仕様の総称です。
シャツはもちろん、ネップのある生地感を活かして赤いタートルネックなども合わせてもかっこいいです。
1930年代によく見られたピンチバックとマルタンゲール。
この時代、所謂ドイツ背広と呼ばれるタイプのジャケットを羽織り、男たちはBarカウンターに座ります。
そこでこの後ろ姿を見せながら、酒を嗜む。それが当時のダンディズムだったようです。
同生地で作られた、こちらのGULF STREAM PANTSも秀逸な1本です。
今季は裾がダブルでの仕上がり。
クラシックな服装が好きな方には嬉しいポイントではないでしょうか?
「カジュアルな着こなしの方が好きだよ」
という方もご安心下さい。
写真からも見てとれるかと思いますが、裾丈が8分丈ほどの長さになっているのでクラシックなディテールとは反してカジュアルな佇まいに。
直球に革靴も間違いないですが、ラフにスニーカーやブーツと合わせて履きたい気分です。
セットアップでの着用は、言わずもがなのかっこよさ。
ただ、日常生活においてあまりセットアップで着る機会は正直なところ、あまり多くはないかと思います(笑)。
しかし、今回のアイテムは上下ともに単体での着回しがよく様々な着こなしをお楽しみ頂けるのが最大の魅力なのかな。と実際に購入して感じました。
ウールアイテムはまだ季節的に早いと先延ばしにしてしまいやすい時期ですが、いざ欲しくなった時には品薄になっていることもよくあるので、是非お早めにご覧下さいませ。
Arch STELLAR PLACE 小見野
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