突然ですが、皆さんは「ボタンダウンシャツ（以下、B.D.シャツ）」をお持ちでしょうか。

シャツには様々な種類がありますが、基本の「き」として持っておきたいシャツを3枚選ぶとすると、、、

1枚目は、スーツに合わせる白ブロードのドレスシャツ。
2枚目は、ブルーシャンブレーのワークシャツ。
そして3枚目は、白オックスフォードの B.D.シャツ。

この3枚だと個人的に思っています。
あくまで個人的なチョイスですが、、、共感して頂ける方も多いのではないでしょうか。

それくらいベーシックなアイテムと言ってもよい B.D.シャツですが、僕らがご提案する B.D.シャツの条件として欠かせないのは “MADE IN U.S.A” であるということ。

それは、B.D.シャツの原点を作り上げたのが、アメリカントラディッショナルの代名詞である Brooks Brothers（ブルックス・ブラザーズ）であるからにほかなりません。

1896年、創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックスは、イングランドでポロの試合を観戦した際に、選手の襟が風でなびかないようにボタンで留められていた事に気づきます。

ジョンはこの発見をアメリカへ持ち帰り、「ファッション史上最も模倣されたアイテム」と言われるポロカラー（ボタンダウン）シャツを誕生させたのです。

そんなブルックス・ブラザーズのカスタムオーダーシャツの生産を一手に担っていた歴史を持ち、いま現在も “MADE IN U.S.A” を貫いているのが、今日ご紹介する INDIVIDUALIZED SHIRTS（インディビジュアライズドシャツ）です。

Front 6 Buttons B.D. Shirts
Color　White
Size　14h, 15, 15h, 16
Price　¥28,600(inc tax)

1970年代までのブルックス・ブラザーズ製 B.D.シャツに見られるフロント「6つボタン」の仕様を特別に再現して頂いたARCHエクスクルーシブの1枚。

なぜ「6つボタン」にこだわっているかと言うと、ブルックス・ブラザーズの黄金期と呼ばれる時代（1960年代〜70年代）に作られていたB.D.シャツがこの仕様であったからです。

ブルックス・ブラザーズが1980年代後半に英国の大手小売企業に買収されてしまうと、フロントボタンは現在の7つボタンへと変更され、6つボタンの B.D.シャツは市場から消滅します。

こうして、現行品では買えなくなってしまった「6つボタンのB.D.シャツ」をアメリカ製で再現したのがこちらの別注品なのです。

6つボタンにすることで、第1ボタンと第2ボタンの間隔が広くなり、ボタンを外した際に生まれる美しい襟のロールと首元の絶妙な開きが魅力。

生地は、ボタンダウンシャツ用のオックスフォードを100年以上に渡りブルックス・ブラザーズに提供してきた Dan River社製の生地を忠実に再現した “Regatta OxFord”（レガッタオックスフォード）を採用。

ピマコットンを使用した双糸（2ply）で織られた生地は、オックスフォードらしく程よい厚みと粗野感のある風合い、生成りがかったナチュラルで柔らかな色味が特徴です。

6つボタンの特別な仕様、往年のオックスフォードを忠実に再現した生地、その他にもINDIVIDUALIZED SHIRTS ならではのこだわりが沢山詰まっているのですが、、、詳しくは店頭でお話しできればと思います。

当時のブルックス・ブラザーズを意識しながらも、フィットスタイルに関してはあくまで「今」の時代感に合わせたスタンダードフィットを選択しているのも特徴。

着丈はシャツインでもアウトでもバランスよく着こなせる丈に設定することで、決して懐古主義ではない、現代の着こなしに合ったシャツとしてアップデートしています。

Jacket　The Workers Club
Bottoms　Soundman
Shoes　Sanders

Jacket　Soundman
Necktie　Drake’s
Belt　Charlie Borrow

Bottoms　Vintage
Shoes　astorflex

やはり「アメトラ」のイメージが強い B.D.シャツですが、ARCH市電通りで取り扱っているイギリス物との相性も抜群です。

ハリントンジャケットなどのトラッドアイテムとの合わせやタイドアップした着こなしは勿論、ワークジャケットや軍パンなどで着崩したスタイルまで。

様々なスタイルにスッと馴染んでくれる懐の広さが「白オックスフォードのボタンダウンシャツ」最大の魅力なのだと思います。

ARCH 市電通り　川上

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