MOJITO 25AW / ABSHINTH SHIRT Bar.3.0

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シャツの話をするとき、ステッチの話をよくします。

三本針のワークシャツ。

チェーンステッチが施されたミリタリー シャツ。

洗いを繰り返すと、パッカリングが生じて良い風合いになるんだよと、、

MOJITOのABSHINTH SHIRTS(アブサンシャツ)もその例外ではないでしょう。

毎年様々な生地で展開されるABSHINTH SHIRT。

以前にブログでご紹介したものも例に漏れず、
ステッチ周辺のパッカリングがやはり良い味を出しています。

もし、そのステッチがなかったら?

その発想で生まれたのが、
今回の“ABSHINTH SHIRT Bar3.0″。

MOJITO / ABSHINTH SHIRT Bar.3.0
COLOR / BLUE
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥39,600- (inc tax)

通常のモデルがBar2.0に対して、今回のモデルはBar3.0。

前置きが長くなりましたが、
このモデル最大の特徴は、表と裏で生地を2枚重ねにした無双仕立てであること。

袖口、裾、襟、全てステッチが表側に出てこない袋縫いの仕様に。

ポケットまでも極力ステッチが見えないように縫製されています。

無双仕立て故、通常の倍の生地を使用しているので、
着てみると見た目以上に安心感を感じます。(笑)

さらっとした軽い生地なのに風を通さず、
シャツ以上、カバーオール未満な生地厚。

中々気温の下がらない東京の秋にはこれぐらいがちょうど良いなあと思います。

使用している生地は、刷毛目(ハケメ)というサックスブルーの生地。
Archに通ってくださっているお客様にはお馴染みの生地かもしれません。。

襟のロールやカフスのタックは生地が二重になっていることで、
柔らかく美しい曲線を描いています。

ハケメは本来ドレスシャツに使われる素材、
ステッチの見えない無双仕立てのシャツにこの生地が載ると、
この上なくクリーンでミニマルな印象に。

Tシャツやサーマルシャツといったカットソーの上にジャケットライクに羽織っても良いし、

気温が下がってきたら、上からカーディガンを羽織るのも良い。

未だ最高気温が30℃を超える東京ですが、
秋支度にまずはこんなシャツからいかがでしょうか?

新鮮だけど落ち着く、不思議なシャツです。

Arch東京 小林