Born to be Navy Blue – Settlemier’s & Fanni Lemmermayer Arch Exclusive
“NAVY”の語源は、ラテン語の“NAVIS”=「船」にあると言われる。
そこから船団や艦隊、そして海軍を指す言葉へと広がり、やがて海軍の制服に用いられた濃紺色も“NAVY”と呼ばれるようになった。
18世紀には、イギリス海軍で士官の制服が制度化され、ネイビーは海軍を象徴する色として定着した。

John Jervis , Earl of St Vincent 1769
深い海を思わせる青。
落ち着きがあり、どこか品がある。
ネイビーという色にそんな印象を抱くのは、色そのものが持つ魅力だけでなく、
長い時間をかけて積み重ねられた背景も関係しているのかもしれません。
そうして海軍の制服に用いられてきた色は、いつしか僕たちの日常着にも馴染み、
今では特別な理由がなくても手に取ってしまう色のひとつになっています。

さて、今回Arch東京で初めてSettlemier’sの別注を製作するにあたり、
どんな一着がふさわしいのかを考えていました。
(ブランドについての詳細は前回のブログをご覧ください。)
そのとき、頭に浮かんだキーワード。
それが「U.S. NAVY」でした。


「さらば冬のかもめ」(1973)
セーラーシャツにピーコート、デッキジャケット。
アメリカ海軍のユニフォームには、軍用品としての機能性や合理性を備えながら、
時代を超えてファッションとして愛され続けているものが数多くあります。
制服として生まれた服が、いつしか街の風景に溶け込み、着る人それぞれのスタイルの中で新しい魅力を見せていく。
そんな背景もまた、僕たちが洋服に惹かれる理由のひとつです。

一方、バーシティジャケットといえば、スポーツやカレッジのユニフォームを思い浮かべる方も多いはず。
アメリカらしい、どこか陽気でスポーティーなイメージのある一着です。
そこに、U.S. NAVYの制服が持つ凛とした空気感を重ねてみたらどうだろうか。
スポーツウェアらしい軽快さはそのままに、少し落ち着いた表情を持たせることができたら。
それが、Arch東京らしい一着につながるのではないか。
そんな発想から、今回の別注が生まれました。

Settlemier’s / VARSITY JACKET Arch Tokyo Ex.
Color / Navy
Size / 38(S) , 40(M) , 42(L)
Price / ¥127,000-(without tax)
[ONLINE SHOP]
※ONLINE SHOP 10/31(土) 13:00~発売


ベースに選んだのは、深みのあるロイヤルネイビーのメルトン。
そして、対照的なホワイトレザーのスリーブ。
深い青と白。
セーラーシャツを思わせる配色でありながら、バーシティジャケットならではの軽快さも感じられる組み合わせです。
ネイビーの落ち着きに、白いレザーが加わることで生まれるコントラスト。
奇をてらったデザインではありませんが、だからこそ色と素材、それぞれの表情が際立ちます。

今回、特別な意匠をいくつも付け加えることよりも、
素材と色の組み合わせでどこまで自分たちらしいものにできるかを考えていました。
海軍の制服をそのまま再現するわけでもなく、
どこかのブランドが作ったバーシティジャケットを忠実になぞるわけでもない。
それぞれの服が持つ背景や魅力を借りながら、僕たちなりのバランスで組み合わせてみる。
その結果、いま自分たちが着たいと思えるジャケットに仕上がりました。

もちろん、合わせ方は難しく考える必要はありません。
まずは、いつものジーンズに。
スウェットやシャンブレーシャツを合わせれば、バーシティジャケットらしいアメリカンカジュアルな装いに。

一方で、トラウザースに合わせてみるのもいい。
あるいは、ミリタリーパンツと組み合わせて、少し無骨な方向に振ってみても面白いと思います。


そして、もうひとつ。
今回のスタイリングで合わせているNAVYのフリンジストール。
こちらもご紹介します。

Fanni Lemmermayer / FRINGE STOLE Arch Tokyo Ex.
Color / Navy
Size / ONE
Price / ¥45,000-(without tax)
※Arch Tokyo 店舗限定販売

レマメイヤーといえばカーディガンの印象が強いブランドですが、
今回は少し趣向を変えて、クラシックなヨーロッパの装いにも見られる、フリンジ付きのストールを製作しました。
ジャケットのロイヤルネイビーと呼応するような深い青。

首元にひと巻きするだけで、スポーティーなバーシティジャケットに、また違った表情が生まれます。
ちょうど、U.S.NAVYの兵士がセーラーシャツにネッカチーフを巻くようなイメージで…



とはいえ、このジャケットに合わせるためだけのストールではありません。
コートやジャケット、ニットの上からさらりと巻いてもいい。
いつもの装いに色をひとつ加える感覚で、気軽に取り入れてもらえたらと思います。



同じ“NAVY”というキーワードから生まれた、ふたつの別注。
一緒に合わせることで見えてくる相性もあれば、
それぞれ単体で着ることで見えてくる魅力もある。
どちらも、何か特別な日のために取っておくというよりは、
普段のワードローブの中で自然と手が伸びるような存在であってほしいと思います。
いつものジーンズにジャケットを羽織る日もあれば、コートにストールを巻いて出かける日もある。
そんな日々の着こなしの中で、長く楽しんでもらえたら嬉しいです。
店舗ではどちらも明日10/30(金)13:00より販売いたします。
現店舗体制での最後の別注です。
数量限定となりますのでお早めのご来店、お待ちしております。
Arch Tokyo 小林

[前回のブログはこちら”New Brand “SETTLEMIER’S Arch Exclusive”]

[ONLINE SHOPはこちら]
※10/31(金) 13:00~販売開始
















