こんにちは、小見野です。

“CASEY CASEY 2023SS MAIN COLLECTION”

錚々たるラインナップで先週Parisから到着し個々のカッコ良さに圧倒されていましたが、ようやく落ち着いてそれぞれの良さが分かってくるようになりました（笑）

前回のブログに続いて、今回はジャケットをメインにご紹介していきます。

このSUN JACKET、CASEY CASEYが得意とする空気を纏ったかのような
シルエットを可能にする緻密なパターンが活きた、ブランドらしいジャケット。

モデル自体は以前から存在しましたが今期注目したいのは使用している生地です。

春夏の生地として、タフコットンやペーパーコットン、化学繊維を使った生地などがCASEY CASEYの中でもポピュラーですが今回はツイル生地。

しかも、コットンツイルの質感なのにコットン×リネンときた…

これは是非店頭で実際に触れてほしいのですが、リネン特有のシャリ感というかザラ感のような感触が一切なく、ずっとコットン100%かと勘違いしていた
程にクオリティの高い生地です。

リネンが入ることで、夏が近づいてもさらっとべた付きにくく快適にご着用頂けます。

良い意味でCASEY CASEY”らしくない”直球な生地と、”らしい”シルエットが組み合わさり

今までとは違ったアプローチでコーディネートに取り入れることができるはずです。

ツイル生地の武骨なミリタリージャケットやワークジャケットを羽織る感覚と非常に近いのですが、やはりどこかフランスブランドらしいフェミニンな雰囲気を感じるのです。

今回のコーディネートはミリタリージャケットのインナーにデニムワークシャツを着て、パンツはブラウンダックのワークパンツを穿くイメージでrdv o globeのパンツを合わせました。

色味や使用している洋服はアメリカくさいのですが程よく上品な印象にまとまります。

ありがたいことにARCHでは取り扱わせて頂いているブランドも増えて

お客様目線で見ると何となくブランドの棲み分けがされているように感じることがあるのかなと思ったりもするのですが

このジャケットに関しては
普段CASEY CASEYを着たことがない、アメカジっぽいスタイルが好きという初めての方にこそご提案したい1着です。

こちらの”CAVALIER JACKET”は今期から登場した新型でこれまでのCASEY CASEYにはあまりなかった、ややタイトなつくりのジャケットです。

乗馬用のライディングジャケットを彷彿とさせるエレガントな佇まい。
CASEY CASEYの紹介でエレガントという言葉が出てくるとは思いませんでしたが（苦笑)

生地はコットン×リネン×スチールという、非常にブランドらしい独特な生地使い。

活字では中々形容しがたいのですが、2%だけスチール（合金素材）が入っているため、質感も面白いです。

襟型はスタンドカラーになっており、ダイヤモンドステッチとも違うユニークなステッチが施されています。

襟を立てた状態はもちろんですが、寝かせてラペルを作ってのご着用もカッコ良いのでオススメです。

色味も生成りの白寄りといった具合なので、変ないやらしさもなくご着用頂けるかと思います。

上品かつフレンチな色味なので軍パンやスウェット、今回のコーディネートだとサーマルなんかと合わせても野暮ったくなりすぎず

かといってカッコつけ過ぎてもいない丁度よい加減に収まるので是非土臭いアイテムとの合わせがオススメです。

思いっきりきれいにまとめたいときは、トラウザーを穿いてタイドアップスタイルなんかも抜群にはまると思います。

白いジャケットは単体で見ると派手に見えたり、どう合わせていいか分からないという声をよく耳にするのですが

思っている以上に汎用性の高い色味ですのであまり難しく考えず是非一度羽織ってみて頂きたいです。

ARCH TOKYO 小見野

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