NORTH WORKS ORDER EVENT / ARCH EXCLUSIVE ITEMS
いつもARCH TOKYOのブログをご覧頂きましてありがとうございます。
こんにちは小見野です。
本日はGW最大の目玉でもある”NORTH WORKS ORDER EVENT”の詳細や今回のために特別に製作して頂いた別注アイテムの紹介をいたします。
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【ORDER EVENT INFORMATION】
オーダーに際しまして、オーダーアイテム1点につき、現金もしくは各種クレジットカード 、一部電子決済にて内金を頂戴しております。
¥10,000-¥49,999-の場合¥10,000-
¥ 50,000-¥ 99,999 の場合 ¥ 20,000-
¥ 100,000-¥ 149,999の場合 ¥ 30,000-
¥ 150,000-¥ 200,000の場合 ¥ 40,000-
また、通販でのオーダーも可能です。
当店にお電話 (03-5825-4649)もしくはメール (tokyo@archstyle.tv)にて承りますので、遠方の方はぜひご利用くださいませ。
一部即売形式の商品もございますが、基本的に全てオーダー形式となりますので予めご承知おきください。
納期はオーダーを頂いてから、1ヶ月~2ヶ月程を予定しております。
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3月某日。
今回のイベントを開催するにあたり、別注アイテムの相談という大義名分のもと
ずっと行ってみたいと思っていた福生市にあるNORTH WORKSのアトリエへ、僕と町田で潜入してきました。
東京都で唯一の無人駅である熊川駅から徒歩5分もせずに写真で見たことのあった雰囲気のある建物が僕らの視界の中に。
旧在日米軍の住居をリフォームしたという福生ならではの出で立ちをもつ立派な館、置いてある家具や作業場、モノづくりに使用する道具の数々に圧倒されてしまいました。
今回の全ての別注アイテムは、ここで僕らとデザイナー太田氏による会話の中で生まれたものです。
まずはヴィンテージのビーズを贅沢に使った2連ネックレス。軽装になりがちな春夏の服装に1本で華を添えてくれるアイテムです。
昨年も大好評だったモデルを前回とは、全て配色を変え新たに製作して頂きました。
様々なテイストの洋服をARCH STYLEとしてブレない軸として提案し続けている我々が身に着けたいアクセサリーとして、やはり歴史に裏付けされたモノが良いと考えています。
様々な民族の中で社会での地位やそれぞれのアイデンティティを示したり、さらに昔、貨幣制度がまだ存在しない頃はビーズの素材である貝・石・ガラスなどが交易品としてお金のような位置づけで扱われていたりと、非常に奥が深いものです。
それを現代において、ファッションとして楽しめるということがまず何よりも面白いと個人的に感じます。
様々な色や大きさのビーズを見せて頂いた中で、僕と町田2人の目に留まったベージュカラーのビーズ。
最もストレートに民族らしさを感じる粗野な色味で、このビーズを使用して1本作りたいと思ったのですが、これが難航しました。
ベースとなるベージュカラーのビーズが際立ちすぎると本物感が増しすぎてファッションとしては合わせにくくなってしまうということで迷うこと約1時間。
素直に同じ色の2連や他の色や違うサイズのビーズとの組み合わせを試し、辿り着いた色味がこれです。
NORTH WORKSらしいモダンなアレンジの加わった1本。
カーキやブラウン、オリーブ、黒や白のジャケットやトップスにも相性◎
今度は打って変わってクレバーでスマートな印象を受けるグリーンベースの1本。
先ほどの野性味溢れるベージュとは対になるようなイメージでカラー選定しました。
今期を代表するシャツとも呼べるRAF SHIRTやCIGAR SHIRT、AUTHENTIC Ⅱなどのシャンブレーシャツといったブルー系統のアイテムを筆頭に白色や紺色との合わせも光りそうです。
最後は最もオーソドックスなブラウンビーズを使用した1本。
これまでの2本はどちらかと言うと合わせるアイテムを明確にした方が映えるものでしたが、濃いブラウン単色のみを使用したこちらは基本的に合わせるアイテムを選びません。
また、ビーズ自体のサイズも小さいものを使用しているのでビーズネックレスあるいはネックレス自体し慣れていない方への最初の1本としても非常にオススメです。
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そして完全新作かつARCH EXCLUSIVEの”NOVEL SMITH BANGLE”
ナバホやズニ、アカ族といったモノづくりの本質を捉えた偉大なる先人たちへのリスペクトは忘れずに現代ならではの感性を持って懐古し過ぎずに新たなモノを作り続ける職人へのリスペクトを込めたネーミング。
恒例となっているビーズネックレスはもちろんですが、ARCH TOKYOとして何か製作できないかと考え、太田氏に相談したところ様々な案が飛び交いました。
太田氏にとある質問を投げかけた際の返答がこの別注バングルへのヒントになったのです。
小見野「太田氏にとってモノづくりの本質とはなんでしょうか?」
太田氏「今では様々な素材を加工する技術も発達し、さらにはその素材を手に入れる術も確立されているけれど昔の先人たちは資源調達もままならない中で試行錯誤の末、コインを溶かして装飾品に変えたり廃棄物を用いてモノづくりを行なっていた。その姿勢こそが僕の思うモノづくりの本質かな。それを踏まえた上でリスペクトを持ってあくまで新しいものを生み出したい。」
という氏の哲学を聞いて感銘を受けました。
そこでアトリエに来てからずっと惹かれていたこのナバホ族のバングルを基にNORTH WORKSの哲学とARCHらしさを織り交ぜたアイテムを作ろう。
ということで生まれたのが今回の”NOVEL SMITH BANGLE”です。
デザインベースであるバングルは、フレッド・ハービーが観光事業を整え土産としてインディアンジュエリーを販売するようになるより前の1900年代初頭のヴィンテージ。
この時代のナバホアクセサリーの特徴として、過度な加工や刻印のものは少なく当時の暮らしや職人の繊細さを体現したかのようなミニマムなデザインのものが多く、この部分にとても惹かれました。
それに加えることができるARCHらしさとは・・・
悩んでいた際に太田氏が、まだNORTH WORKSのインラインにも使っていないという新素材を見せてくださいました。
それが、SILVER 999、純銀です。
名前の通り純度100%で一切の不純物が混ざっていない銀、これは昔では使われることのなかった素材だと教えて頂きました。(表記上は銀含有率99.9%)
純銀だからこそ、酸化することはなく使い込めば込むほど光沢が増し、時には傷付き易くもあるけれど全てを踏まえて“育てる”という、我々が日常的に提案しているジーンズや革物では当たり前の楽しみ方をシルバーでも表現できたらとてもARCHらしいのではないか。
当時の民族の中ではコインなどを溶かしてモノづくりを行っており、コインはSILVER 900のものがほとんどで、だからこそNORTH WORKSのインラインではその点をオマージュしてほとんどのアイテムでSILVER 900を使用していました。
その点においても常識や過去に捉われ過ぎずにモノづくりをするNORTH WORKSとの別注アイテムに相応しいものになったと確信しております。
トラッドなスポーツコートにミリタリーウェア、ジーンズをはじめとしたワークウェアやモダンなデザイナーブランドのアイテムなど
本当に様々な洋服を取り扱うARCHとしてどのスタイルにでも万能に合わせることができ、そして身に着ける方の雰囲気や年齢なども選びにくい1本をイメージしました。
ややフレアになったボディーにさりげなく施したライン加工。そしてエンド部分にはNORTH WORKSらしいモルガン銅貨の縁をあてがい製作して頂きました。
シンプルな中にもどこか奥深さがあり、そして何といっても“育てる”ことでエイジングしていく様子が分かりやすいデザイン。
あまり普段アクセサリーを身に着けないという方でも、この1本で様になるサイズ感。
また、すでにお持ちのアクセサリーとの重ね付けもしやすいサイズです。
納品時には敢えて磨きをかけない状態で届きますが、身に付けていると徐々に光沢が生まれ、しばらくすることには生活による傷と着用による光沢であなただけの特別な1本へと変貌しているはずです。
いかがでしたでしょうか?
僕らも非常に熱の入ったイベントのため少々長くなってしまいました(笑)
今回紹介した別注アイテムはもちろんですが、通常のインラインアイテムもオーダー頂けます。
また、さらに特別にご用意して頂いたスペシャルコレクションもございます。こちらは次回のブログで詳しく紹介いたしますのでお楽しみにお待ちください。
ARCH TOKYO 小見野
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