KLASICA 23AW Vol.1 / GLOS
前回のブログではベストについて、個人的に思うことや好きだということを書かせて頂きました。
今回はいよいよ本編です。
KLASICA / GLOS
COLOR / NAVY
SIZE / 4
PRICE / ¥42,900- inc tax
KLASICA / GLOS
COLOR / GRAY
SIZE / 4
PRICE / ¥42,900- inc tax
西部開拓時代、ニュースペイン(メキシコの前身)からやってきたスペイン系開拓者集団が入植した地名から命名されたチマヨベスト。
KLAISCAのGLOSがデザインソースとしているのはそれであり、伝統的な工芸品かつファッションアイテムであるチマヨベストのシルエットや雰囲気をしっかりと持ちながらKLASICAのエッセンスが加わりモダンな1着へと昇華されています。
そして何と言ってもこの柄にやられました。
オンブレチェックのような風合いのバッファローチェック。
アメリカンアウトドアな匂いも感じますが、実は先染めのツイード生地にチェンジボタンの縫い付けというディテールギャップも堪りません。
ちなみにコチラのツイード生地、現在は空気を含ませるように糸を紡績しているのですが、その紡績技術が現在では不可能になってしまったため廃盤に。
特別なヴィンテージ生地というわけではないですが、貴重な生地を使用しています。
両色ともコーディネートのしやすいカラーリングなので、これまでベストをきたことがないという方にも非常にオススメです。
シャツからニットまで幅広く重ね着を楽しめる広めのアームホールに、ヴィンテージのジレのような短い丈ではなくボックス型のチマヨベストのような安心感のある丈の長さ。
背面も切り替えではなく同素材ですので、このベストが1番上になるような着方も問題ありません。
ポケットが付いているのも地味に嬉しいポイントですね。
【KLASICA “GLOS” STYLE SAMPLE】
最も軽装であるシャツとのレイヤード。
アームホールが広いからこそ下手見えしないか心配していましたが、ベスト自体のパターンの良さや10%だけ混ざったナイロンのおかげで綺麗にシルエットが落ちてくれるので、問題なく合わせられます。
後日また紹介しますが、KLASICA 23AWのテーマは”NIGHT LANDS”
今期のBEAUFORTとの組み合わせはまさにフレンチアメリカンです。
秋の夜にいかがでしょうか?
続いてはワークジャケットとのレイヤードスタイル。
ネイビーとのコントラストを活かした組み合わせは、このスタイリングのみならず非常に汎用性が高いです。
カジュアルなスポーツコートや、太畝コーデュロイやウールなど冬らしい素材感のジャケットとのレイヤード妄想が止まりません。
BONCOURAの極厚生地とのレイヤードも全くストレスなく楽しめます。
スウェットをお持ちの方は多いかと思いますので、既にお持ちの洋服で新しい楽しみ方が見出せるはずです。
BBキャップ+スウェット+ジーンズ+チマヨベストと本来であれば直球なアメカジスタイルですが、GLOSの絶妙な色味により丁度良い外しになってくれます。
ツイード生地ということもあり個人的にどこかブリティッシュカントリーな雰囲気も感じたため、合わせたくなったコーディネート。
ローゲージのセーターや、シェットランドニットとの合わせは恐らく今年の冬最も頻度の高い着方になる気がしています。
この雰囲気で軍パンではなくトラウザーを穿き、ドレスとのミックスという着こなしも非常にオススメですが、抵抗のある方はもう少しカジュアルな雰囲気で合わせてみて下さい。
最後はアウターとのレイヤードスタイル。
M65パーカのようなミリタリアウターからウールコートまで、基本的にどんなアウターのインナーでも程良い存在感を発揮してくれます。
モノトーンでのコーディネートですが、不思議と無骨さも感じるのはベストの生地や背景から来るものなのでしょうか?
コート好きでもある僕としては、そっちの線の妄想も止まることを知りません…
いかがでしたでしょうか?
やれと言われたら、もう後5コーディネートくらいは思いつきますが尺的にこれまでにしておきます(笑)
まだまだ暑い日が続く中でウール商品の紹介をされても・・・という気持ちになるのも無理はありません。
しかし、秋冬が深まってくるとコートやジャケットに頭を悩まされることはほぼ明白です。
ベストという頻繁に買い足すアイテムではないからこそ、もし気になって頂けましたら是非一度ご試着下さいませ。
さあ洋服が楽しい季節の始まりです。
ARCH TOKYO 小見野
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