“WAR IS OVER IF YOU WANT IT” KF V6P
私達が提案させていただく軍パンの中で欠かせない軍パンがあります。
フランス軍のM-47TROUSERS、アメリカ軍のBAKER PANTSも欠かせないですが、KENNETH FIELDのV6P JUNGLE FATIGUE もその一つです。
『For NEW TRADITIONALIST』= 伝統を重んじながらも時代に捉われないミックス感覚や遊び心を忘れない人々へ
というテーマを掲げ、アメリカントラディショナルを多角的にアップデートしたアイテムを提案。
デザイナー草野氏が体験した80年代以降のアメリカントラディショナルクロージングを中心に、1990年代初頭から現代までの様々な国や地域のカルチャーがデザインソースとなっているブランド。
この軍パンはベトナム戦争の際に支給されていた
通称”JUNGLE FATIGUE PANTS”
生地は引っ掛けて裂けないようにするためのリップストップ生地。
膝にダーツもあり、生地の厚みも程よくライトで、亜熱帯地域のベトナムでの作戦を遂行する上で機能的かつ実践的なものだったのではないのでしょうか。
フランス軍を代表するカーゴパンツがM-47なら、こちらはアメリカ軍を代表するカーゴパンツといったところ。
アメリカ軍のカーゴパンツには、M-51やM-65といったモデルも存在しますが、それらと比べてJUNGLE FATIGUE PANTSは、腿幅が狭く、ややテーパードしたキレイなシルエットです。
また、着用シーズンも長く、春夏はTシャツやシャツ、冬はウール、コーデュロイに合わせても違和感ないコーディネートが可能です。
生地やサイドアジャスターやポケット、裾のドローコードなどの各種の拘りが随所に散りばめられており、着用とウォッシュを繰り返すことで生まれる経年変化は”経年美化”に変わり自分だけの”MY VINTAGE”に育ちます。
赤のチェックシャツにスニーカーを合わせたアメリカンカジュアルなスタイル。
洗いざらしの白シャツに革靴を合わせたアメリカントラディショナルなスタイル。
自分のスタイルにどう合わせるのか腕がなるパンツであることは間違いありません。
“WAR IS OVER IF YOU WANT IT”
<戦争は終わりだ、あなたが望むなら>
反戦、平和の意味を込めて、ミリタリーウェアを着用することが、後のヒッピームーブメントへと繋がり、“反戦”と”ミリタリーウェア”という対極にある存在が意味を持って結ばれた一つのスタイルが生まれました。
こういったルーツや流れがなければ、ミリタリーウェアは現在ほどに市民権は得られていかったかもしれません。
その事を考えると感慨深いものがありますが、、、
その中でKENNETH FIELDが作り上げるウェアは、デザイナー草野氏の伝えたいメッセージが込められています。
それを汲み取って着用するウェアはいつもと違った素敵な着こなしができるはずです。
お持ちでは無い方は是非一度手にとっていただきたく思います。
ARCH 東京店 中田