KLASICA / VESSER & CT-30
先日、入荷をアナウンスさせて頂いたKLASICA(クラシカ)のニューコレクション。
アイリッシュリネンのみを使用して織り上げられたデニムは、通常のデニムに用いられるロープ染色とは異なる反応染色という染め方を用いており、70’sのワークウェアにあるフラットな表情が特徴です。
KLASICAらしい、ストレートなデニム表現とはベクトルが異なる素材感を活かしたコレクションはスタッフ満場一致でおすすめの物ばかり。
2回に分けて、スタッフ川上、宅見、それぞれのおすすめアイテムをご紹介したいと思います。
9月某日、まだまだ残暑が残る東京。
KLASICAが作るデニムはどんなデニムなのだろうと想像しながら、汗だくで展示会へと向かいました。
“VESSER”
Color Navy
Size 2, 3, 4
Price ¥72,600(tax in)
展示会に到着してまず目に飛び込んできたのが、沢山のボタンがいびつに並べられたノーカラージャケット。
KLASICAデザイナーの河村氏にお話を伺うと、かつてオランダの漁師が着ていたワークジャケットをモチーフとしてるとのこと。
あまりピンときていない僕に、河村氏は一冊の写真集を見せてくれました。
そこに映っていたのは、カラフルなジャケットにワイドパンツ、そしてオランダ伝統の木靴という、まるで絵本の世界から飛び出してきたような出で立ちの漁師たち。
一瞬にして目を奪われ、とても興味をそそられました。
こういった「背景」がある洋服は僕らの大好物です。笑
モチーフとなっているヴィンテージの個性的なイメージをしっかり残しながら、今の着こなしに合うように、細かなデザインやシルエットはしっかりとアレンジされています。
このジャケットを試着した時に真っ先に思い浮かんだのが、フランス軍のM-47パンツとのコーディネートでした。
ジャケット自体にインパクトがあるので、インナーはラフにカットソーでも十分。
個人的には生成りのヘンリーネックでさらっと合わせたいなと思っています。
”CT-30″
Color Navy
Size 2, 3, 4
Price ¥79,200(tax in)
そしてもう一型、個人的にグッときたのが”CT-30″というコート。
1930年代のフレンチワーククコートをモチーフとした1着です。
1880′s FRENCH INDIGO LINEN “VILLETTE”
通称、”VILLETTE”(ヴィレット)と呼ばれるこのコートは、フランスに実際に存在した「ラ・ヴィレット食肉処理場」で働く労働者たちが着用していたコート。
ブッチャーの為に生まれたこのコートをKLASICA流の解釈で再構築しています。
胸に並んだ2つのポケットや曲線を描く腰ポケットなど、ヴィレット特有のデザインをベースにしながら、非常にユニークなアレンジが施されているのがこのシルエット。
極端に大きく取られた身幅と直線的なパターンはアフリカの民族衣装が参考となっています。
アイリッシュリネンデニム、フランスのワークウェア、アフリカの民族衣装、、、
通常では繋がることのない素材や文化をミックスさせているのがとても興味深く、KLASICAらしいなと感じさせてくれるコートとなっています。
ヨーロッパヴィンテージとミックスした着こなしが僕らの提案。
一重仕立てのコートでここまでの迫力を感じさせる物は中々無いと思います。
ぜひ、店頭で実際に羽織ってみて下さい。
次回は、スタッフ宅見のおすすめアイテムをご紹介します。
ARCH 川上
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