今回の企画は、ある”生地”を手配できるということが可能だと分かったことから製作するきっかけになりました。

冒頭の写真は、1950年代フランス軍に供給されていたヘンリーネックシャツ。

シルエットは細く、袖が短く、ウール混の素材ということで洗濯すると縮んでしまうことから普段着としてはハードルの高いヴィンテージウェアです。

しかし見た目はとてもクラシカルなデザインでカッコ良いため、そこさえ改善できれば・・・と考えていました。

フランスで歴史のあるカットソーブランドに生地を供給しているファクトリーTOURNIER（トゥルニエ）。

1865年にフランスで創業以来、親族でその地位を守り続けて来た老舗ファブリックメーカーです。

そのTOURNIERの生機（きばた）の状態の生地を見たときに、真っ先に作りたかったものがこのFrench Army H/N Shirtでした。

（生機とは、染色や仕上げ加工をする前の織り機で出来上がったままの生地こと。）

生機の特徴としては、ざらっとした質感や綿特有のネップ感、そして洗いを繰り返すことで、より生地が馴染み、自分の体型にマッチしていきます。

これが本来あるアンダーウェアの価値観。

古いヨーロッパのアンダーウェアの歴史を辿ってみても、第二次世界大戦以前は生機のまま製品 にされているものは意外と多いそうです。

そして、完成したのが今回リリースするArch H/N SHIRT。

Archとして開店当時から提案するフレンチミリタリーのアイテムをオリジナルで製作するのは、実は今回のH/N SHIRTが初めてです。

それだけ大事にしてきたルーツでもあります。

今回のH/N SHIRTを作るにあたり、各サイズで倉庫にストックしている１００枚くらいのデッドストックを検証しサイズスペックや縫製、編立リブの製作、素材感のテストを何度も行い、完成させました。

まだまだ語り足りないですが、続きは店頭でお伝えいたします。

明日８月７日（月）より発売開始です。

是非、店頭でご覧ください。

Arch / H/N SHIRTS
COLOR / NATURAL
SIZE / 3 , 5 , 7 , 9
PRICE / 24,200- in tax
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