Paraboot / REIMS
ローファー (Loafer)。
直訳すると怠け者の意で、着脱が”怠け者”でも簡単に出来るモカシンのスリッポンを履く人を揶揄していたことが定着してローファーと呼ばれるようになった。
洋服好きならば誰しも一足は持っているローファーですが、冬に履けるものはほとんどございません。
一般的なローファーはアッパーに使われるレザーやソールが雨や雪に対応できていないものが多く、華奢な見た目からもまず冬にローファーを履くということ自体思いつかないと思います。
そんなローファーですが、ここ北海道の冬でも履ける、むしろ冬にこそ履いて頂きたい一足がParabootから入荷しましたのでご紹介させて頂きます。
がっしりとボリュームがあるデザインが特徴のREIMS(ランス)。
一般的なローファーよりも重厚感あり、迫力満点の面構えです。
元々はParabootの人気モデルの一つMICHAEL(ミカエル)のローファーモデルとして生まれた形で、チロリアンシューズや登山靴などの要素が含まれている珍しいコインローファーとなってます。
サドルやアッパーに使用されているレザーは全てリスレザー。
鞣しの段階からオイルを染み込ませるため、とてもしなやかで強度の強いレザーです。
本来レザーは雨などにはあまり強くないものが多いですが、リスレザーは雪や雨にとても強く荒れた天候の日でも気にせず履いていただけます。
ソールとアッパーを繋ぐ縫製はノルヴェイジャン・ウェルト製法。横から見ていただくとソールとアッパーの間に太いステッチと山形のウェルトがあるのが分かります。
アッパーとソールの間にウェルトを挟むことによって水の侵入を防ぐため、登山靴やスキー靴で用いられてきたParabootを代表する縫製です。
太めのステッチと表面からもわかるウェルトは機能性を高めながら、見応えと華のあるデザインになっており、ローファーながら重厚感のある印象に仕上がっております。
デザイン、機能面共に他のローファーでは味わうことのできない良さを持つParabootのREIMS。
カジュアルからクラシックな服装まで様々な着こなしにも相性が良く、アクセントまで与えてくれる一足です。
Arch STELLAR PLACE 曲木
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