OUTIL / VESTE ARBOIS
皆様こんにちは、本日は名作VintageであるフレンチモールスキンワークジャケットをOUTILの解釈で再構築した”VESTE ARBOIS”(ヴェストゥ アルボア)をご紹介致します。
ここ数年価格の高騰が著しいオリジナルのVintageに目が行きがちですが、それに負けず劣らずの素晴らしい仕上がりとなっております。
まず、 OUTILというブランド名がフランス語で「道具、ツール」という意味があることはご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、アイテム名にもそれぞれ意味があります。今回の”VESTE ARBOIS”においては日本語に訳すと「アルボワ ジャケット」となります。”アルボワ”とはフランスに実際にある土地の名前です。このように、アイテム一つ一つにある種のメッセージのようなものが宿っていることからもデザイナーである宇多氏のモノ作りへの姿勢が伺えます。
OUTIL / VESTE ARBOIS
SIZE / 2,3,4
PRICE / 45,000+TAX
前置きが長くなってしまいましたが…本題に参ります。
フランス製のこのアイテム、生地はモールスキン。
デッドストック生地を使用。モールスキンとは文字どうり「モグラの皮」という意味があり、起毛感のある肉厚のコットン地で独特の光沢感があります。
アメリカで言うところの「デニム」のようなメジャーな生地です。
現代において、フランス国内で生産された生地を現地で仕上げることができたのはデザイナーである宇多氏の長年の信頼関係があるからこそです。
ボックス型シルエットで3つポケット+内ポケットのベーシックかつ一番使い易いポケット配置かと思います。昔の労働者はこのポケットに何を入れていたんだろう。そんなことに思いを馳せがなら着ると尚気分も上がります。
襟は他の国ではあまり見られない、丸みを帯びた形をしており、フランスらしいどこか中性的な印象を与えてくれます。個人的にはスカーフではなく敢えてネクタイを巻いて閉めた襟元から覗かせてみたいものです。
ボタンにも拘っています。風合いの良いこのジャケットにはメタルボタンを使用。使い込むことで塗装が剥げて銀色のボタンが現れてきます。
ボディと同様に細部までエイジングをお楽しみ頂けます。
内ポケットはボタンで留まります。物を無くしやすい僕みたいな男には嬉しいディティールです。
色は様々な洋服と相性の良いフランスらしいエッセンスが入ったネイビーです。
英国の濃いネイビーとはまた違いスカーフなどの巻物もよく映える色合いとなっております。
春夏には、インナーに差し色として赤や黄色のボーダーやストライプシャツを忍ばせるも良し、ダークトーンのみで締めるも良し、冬場にはダークトーンにパッと明るい巻物を巻いて上からコートを羽織るなど中間着としての役割も果たすことができます。
着込めが着込むほど馴染み、雰囲気も変化していくこのアイテム、上の写真をご覧頂けるとお分かりかと思いますがこんなにもエイジングをお楽しみ頂けます。オリジナルを購入するのも良いですが、ご自分の手で 愛着のあるVintageに育て上げる方が粋ではないでしょうか。
非常に色々な合わせ方が可能で一着持っていると重宝するジャケットになることは間違いありません。是非サイズの残っているうちに袖を通しにお越し下さい。
Arch STELLAR PLACE 小見野
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