Willis&Geigerを着て過ごす夏。

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キングオブアメリカンサファリ、Willis&Geiger(ウィリスアンドガイガー)。
キングせしめる所以の一つは、340ブッシュポプリンというブランド独自規格のファブリックです。

340ブッシュポプリンとは、当時アフリカへのサファリにて恐れられていたマラリア蚊の針を退け、
着用時の肌離れのよさ、速乾性や耐摩耗など耐久性に優れた高機能素材。
そして開発から1世紀以上経った現代においても、その機能性の高さを実感することができます。

340ブッシュポプリンに使われているカラーは2色、どちらも明確な目的を持って製作された色です。
青々と茂る雨季の緑に馴染むグレイッシュなオリーヴ、PEWTER(ピューター)、
カンカンに日照る砂漠に馴染むカーキ、TAN(タン)の2色はそれぞれ、砂漠の雨季や乾季に擬態するように製作されたもの。
ミリタリーウェアーでお馴染みオリーヴと、チノパンやバルマカーンコートで馴染み深いカーキカラーは、
僕たちにとっても皆さまにとっても親しみ深いカラーであることでしょう。

5ポケットパンツやチノパン、グレイトラウザー、
B.D.シャツ、シャンブレーシャツ、ハイゲージニットなど、ベーシックウェアーとのコーディネートは今までも提案して参りましたが、
今シーズンArch Tokyoとして提案するのは、カラートラウザーやパターントラウザーとのコーディネートです。

テーラリングの技術をふんだんに詰め込み上質で上品に仕立てられたWillis&Geigerのサファリウェアー。
Willis&Geigerの創業者であるベン・ウィリスの生まれ国、イギリスにいわれのあるグルカショーツ、
植物や自然を由来とするペイズリーパターンがプリントされたトラウザー、
先日ご紹介した鮮やかなロイヤルブルーのトラウザーのコーディネートを提案いたします。

Style.1

Willis&Geigerは1902年ベン・ウィリスというイギリス人によって始まりました。
アメリカンサファリのイメージですが、その始まりはイギリス。
Willis&Geigerとテーラードパターンの関係性はここから繋がっているのでしょう。

このコーディネートで合わせたのは、同じくイギリスに由来をもつグルカショーツ。

THE HEMINGWAY BUSH JACKETを特徴づけるウエストのゴムシャーリング、
ウエストの絞りがクロスベルト位置とかみ合い、2プリーツ入ったシルエットに繋がっていく。
異なるブランドでつながりがあるのも、洋服の由来が同じ地だからなのでしょう。

オリーヴとオレンジは色相環上は近似色の関係、色馴染みが良いのも納得です。

Style.2

Willis&GeigerのMULTI POCKET UTILITY SHIRTは、あらゆるアウトドアシーンにおける”UTILITY(利便性)”を発揮します。
Style.1にてご紹介したアイボリーオックスフォードのグルカショーツを合わせ、足元にはマウンテンブーツを。
全体的にアウトドアルックを意識しコーディネート。
カーキやブラウンレザーの中にアイボリーのパッと明るい差し色が個人的なワンポイントです。

この日は鎌倉へショートトリップ!!
パスケースや携帯電話、タバコやワイヤレスイヤフォンなどこまごましたものを入れるためのポケットとして、機能を発揮。
こういったところはさすがキングオブサファリ、気の利いたディテールです。

Style.3

ペイズリーパターンがプリントされたトラウザーを合わせて。

ペイズリーパターンとアメリカントラディショナルは深い関係があります。
ペイズリーパターンの起源の一つともいうべきインド・カシミールは、インド・ラジャスターンなどで製作されたハンドブロックプリントの生地と合わせて、世界各地へ輸出されていました。

インドから見て地球の反対側、アメリカでは衣料やインテリア雑貨の生地として使用されており、
その連綿たる歴史は現代でも受け継がれています。
2025春夏シーズンの RALPH LAUREN PURPLE LABELのルックでペイズリーパターンのトラウザーが使用されていることが何よりの証。
(ぜひ気になる方は調べてみてください。)

Willis&Geigerの生まれの地イギリス、かつてはその植民地であったインド、そしてその両者がアメリカという地で混ざりあう、そんなストーリーと合わせてこのコーディネートをご提案させていただきます。

Style.4

カーキを鮮やかに魅せるロイヤルブルーの2プリーツトラウザー。

MOJITOが製作するGULF STREAM PANTSの腰回りがゆとりがあり、テーパードが効くペグトップシルエットは、身幅にゆとりがあるボックスシルエットのサファリユーティリティシャツとのシルエットが◎。
綺麗なYラインを描きます。

綺麗なロイヤルブルーから連想させるヨーロピアンなムード。
海や空をイメージさせる鮮やかなブルーは、自然に擬態することを目的としたブッシュポプリンのカラーと馴染みやすいのも納得かと。

まさしくこれから来たる夏、実践していただきたコーディネートです。

さて4つのコーディネートを紹介いたしましたが、26SSのセレクトを決めたときから「こんなふうにWillis&Geigerを着用したらカッコ良いなぁ」と考えておりました笑

ふと思い返してみると、オーセンティックウェアーと色柄が華やかなトラウザーとのコーディネートは、
カラフルなイングリッシュモールスキンや、カラーコーデュロイを使用した
イギリス上流階級のカントリーウェアーでもみられたスタイルです。

ネイビーやチャコール、ブラックなどの”目立たないことが美徳”とされるフォーマルウェアーとは異なり、
新緑のグリーン、麦畑のゴールド、土のブラウンなどから引用してそれをオーバーペーンチェック、ウールネップにして”自然に溶け込むカントリーウェアー”が発達しております。

まさにそんなイメージでキングオブサファリのコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

あれ?? またもイギリスつながり!?!?
アメリカンサファリブランドをイギリス的な視点でコーディネート、今までとは違った楽しみ方ができるはずです。

Arch Tokyo 小村
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