ARCH / FRENCH ARMY HENLEY NECK “TOURNIER”
RAF SHIRTやM-48 PARKAなどの様々な名作ヴィンテージの生地やパターンを再解釈して
「こうしたら今の時代より着やすく、カッコいいんじゃない?」というアイデアのもと生まれるのが弊社の”ARCH”レーベル。
AERTEX素材のスリーピングシャツが記憶に新しいところです。
様々なヴィンテージを紐解き、再構築する弊社のプライベートレーベルである”ARCH”から新作のご提案です。
ARCH / FRENCH ARMY H/N SHIRTS
COLOR / NATURAL
SIZE / 3 , 5 , 7 , 9
PRICE / ¥24,200- inc tax
今回着目したのは1950年代フランス軍に支給されていたウール混のヘンリーネックシャツ。
弊社オーナーも個人的名作というこのシャツ。
当時はアンダーウェアとしての着方もあったのか、ヴィンテージはどれも身幅が細かったり、それにしてはウールでチクチクするし、洗濯による縮みも大きくカッコいいけど扱いが難しいというのが本音でした。
しかし、とある生地を使用できることが判明したことが今作のきっかけに。
1865年、南フランスで創業した”TOURNIER社”
かつてSAINT JAMESにも生地を納入していた実績を持つ歴史のあるサプライヤーの生地を手配できるという吉報に
フランス軍のそれをTOURNIERのコットンで作ったら?というアイデアが生まれました。
生地というものは基本的に生機(晒しや染色を行なっていない状態)でストックしており、そこから晒して染色を施して出荷されます。
あえて何の加工もなされていない、ザラッとした質感やコットン特有のネップ感を直に感じ取れる生機を使用することで
ミリタリーウェアらしい無骨な雰囲気をしっかりと纏わせつつも理想とする”洋服”へと昇華しやすくする為です。
さらに洗いを繰り返すことで生地が馴染み、より自分の体型にマッチするようになります。
実は第二次世界大戦以降に生機のまま製品になっているものも多いらしいのですが、今の時代にそれをやるのもARCHらしくてちょっと鼻が高いです(笑)
ヴィンテージのようなピタッとしたアンダーウェア然りのシルエットではなく、1枚でも着用しやすいような程よくゆったりしたシルエット。
生地の厚みもスウェットよりは薄く、でもARCHで提案しているSchiesserやMerz. b schwanenのアンダーウェアよりは厚い非常に取り回しの良い生地感です。
SAINT JAMESやORCIVALのバスクシャツをイメージして頂けると想像しやすいかもしれません。
コットン地から秋冬のウール地のジャケットと、季節を問わずインナーに合わせられる汎用性。
ジャケットだけでなく、ネル生地やデニム生地などの厚みのあるシャツのボタンを第3ボタンくらいまで開けてヘンリーネックを見せる着方も個人的に好みです。
はたまた、スウェット感覚でコートのインナーにも着用可能。
絶妙な厚みだからこそ着こなしの幅も広く、コーディネートを楽しくする1着です。
他にも縫製でのこだわりなど書きたいことは山程あるのですが、長くなり過ぎてしまうので割愛します、続きは是非店頭でお話しさせて下さい…(笑)
これからが夏本番!
というような気候ですが、年中使える定番品はこの時期の検討をオススメいたします。
是非実際に袖を通して良さを体感して下さい。
ARCH TOKYO 小見野