NEW BRAND / “RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”
約20年前に札幌は狸小路8丁目の地に腰を据え、国の垣根を超え”良い物”を選りすぐりながら取り揃えてきたARCH。
ヴィンテージアイテムをベースに新品をセレクトし、これまで数多の商品を提案してきました。
当初から大切にしている精神である“新たな価値の創造”
アメカジ全盛の20年前、当時誰も見向きもしていなかったフランス軍のフィールドパンツを、今日まで通ずるARCHスタイルの軸として見出したように。
その哲学は今後も尚変わることはありません。
新しく展開がスタートする新ブランドは、我々が洋服を通して皆様にお伝えしたいこと、社会に対して貢献できることを体現したブランドです。
NEW BRAND
“RE CONDITIONED SEVICE CLOTHING“
RECONDITIONED SERVICE CLOTHINGとは?
“RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”は第二次世界大戦後の英国で1940年代後半から~1950年代という僅かな期間で実際に存在したレーベル。
当時、ミリタリーサープラスと呼ばれる軍の払い下げ品が様々な理由で、軍から民間業者を通じて大衆に向けて販売されていました。
その軍と大衆の中間業者として存在していたのが”RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”でした。
そんな背景の中このブランドは、当時軍から放出されたミリタリークロージングを買い取る中で、そのままの状態では販売できないような個体を自分たちで修復・修正し文字通りRECONDITIONEDした上で市場へ流していたのです。
この幻のレーベル”RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”をARCHで展開することになりました。
上の写真は当時のオリジナルのもの。
当時大衆に販売されているミリタリークロージングが、”RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”によって修復・修正されたか否かを判断する唯一の基準は、ブランド名を冠したステンシルが記されているかどうかのみ。
オリジナル同様にブランド名を冠したステンシルが施されます。
現代において、ミリタリークロージングは単なる軍払い下げ品ではなくなり、そのデザイン性の秀逸さや希少性に新たなる付加価値が加わり、ファッションアイテムとして世界中で市民権を得ています。
しかしながら未だ世界のミリタリーサープラス市場では、コンディションやサイズ等に何らかの問題があるために買い手がつかず眠っているミリタリークロージングが大量にあるという現実。
新たなるスタートを切る”RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”はかつて存在したブランドの実名復刻。
英国ミリタリーだけでなく、国を超えて眠ったミリタリークロージングを甦らせます。
かの時代の【CREATIVE REUSE=創造的再利用】の精神を引き継ぎ、新たな価値を創造するとともに、現代の環境的問題にも寄り添ったプロダクトなのです。
次回以降のブログでは、今期コレクションのアイテムについて書いていきます。
ヴィンテージと新品。
さらに言えば、”実用着”と”洒落着”を組み合わせながら、そういったスタイルの架け橋となってきた我々だからこそ提案できるプロダクトです。
乞うご期待くださいませ。
ARCH TOKYO 小見野