現在開催中のVINTAGE FAIR。

Burberry’s ,Aquascutum, Grenfel….英国の名だたる名門コートブランドのバルマカーンや、トレンチが店頭に並ぶ中、

それらとは一線を画す”漆黒のコート”が発売されました。

U.S. NAVY ALL WEATHER COAT

名の通り、耐水性、耐光性を備えて開発されていた全天候型米海軍用のミリタリーコート。

厳しい環境下で活動する兵士達が着用していたという背景があり、

コートはコートでも、冒頭にある英国の紳士達が着用するエレガントなコートとは大きく異なるアメリカらしい無骨なコートです。

MSG & SONSではここ最近US. NAVYにバックボーンを持つアイテムをアメリカ製で生産し、リリースしていますが、

理由は、そのアイテムが稀少だったり、ただ古かったりではなく、洋服として格好良い!!という一洋服好きとしての思いがあるからです。

当たり前の様なことを書きましたが、MSG&SONSの根底には、

まず、作り手、売り手(私達)が着たい!!、欲しい!!と思う物を作ろう。という思いがあります。

そしてその作り方を、妥協せずに選択した結果が“アメリカ製”なのです。

今回も、アメリカ国内での工場の変更等を乗り越え、約2年間の月日を経て、

Made in U.S.A.のALL WEATHER COATが完成致しました。

1970年代に生産されていたヴィンテージがベースとなる、ALL WEATHER COAT。

最大の特徴は生地にあります。

当時、80年代以降の物は、安価で、安定供給できる綿・ポリエステルへシフトさており、ヴィンテージ市場でも80年代以降のALL WEATHER COATが多く見受けられますが、

70年代後半までは、極限まで打ち込みされた綿100%素材が採用されていました。英国で言う、ベンタイルの様な生地です。

これを確認するために、当時の綿100％だった頃のオリジナルの糸を分析したテストを行い、生地からオリジナルで製作。

糸を先染めし、80年代以降の特徴的なカラーである限りなくBLACKに近いNAVYをそのまま採用するのではなくNAVY寄りで仕上げているところもポイントです。

またこの生地を開発したことによりハイカウントコットン（高密度の生地）のため縫製が難しくなり、

最初に頼んでいた縫製工場ではこの生地を縫えるミシンが無く、縫製できる工場をアメリカ国内で新たに探してもらい製作してもらったという裏話もあります。

2年という製作期間の大きな理由はここにありますが、

そういった状況を乗り越えていく事で、私達が理想とする一着が出来上がるのです。

また、そのファクトリーはアメリカに古くから存在する工場で、昔ながらのミシンをメンテナンスしながら古き良きアイテムを作れる工場として現在も米国老舗ブランド・政府系の制服やUS MILITARYなど多岐にわたり生産しています。

比翼仕立てのシンプルなデザインや、すっきりしたシルエット。そしてそのシルエットを最大限にいかせるスプリットラグラン。

ALL WEATHER COATには、他国、他ジャンルには無いU.Sミリタリーらしい男らしさがあります。

寒さの本番である今時期は勿論、春先のスプリングアウターとして大活躍するアイテム。

撥水効果も備えた、高密度コットン素材は、着込んでいった際のアタリも十分に楽しんで頂けます。

今回も、自信を持って提案させて頂ける、理想のアイテムが出来上がりました。

ALL WEATHER COAT MADE IN U.S.A

遠方の方は是非ONLINE SHOPにて。関東、札幌近郊の方々は是非店頭にてご覧くださいませ。

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町田
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