KENNETH FIELD /V6P(Vietnam 6 Pocket )

15Jan. 2025

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1960~70年代にかけて続いたベトナム戦争の際、
アメリカ軍で熱帯地用被服として採用されていた名品
“JUNGLE FATIGUE PANTS”。

当時の反戦運動やカウンターカルチャーに着目し、KENNETH FIELDのフィルターを通して製作されたのが “V6P (Vietnam 6 Pocket )”

Arch東京でも定番ミリタリーパンツの一つとして通年展開しています。

Arch BASIC BOTTOMS No.3 “KENNETH FIELD / V6P”

「JUNGLE」という名称やリップストップ素材の涼しげな質感から、V6Pを「夏専用」のアイテムだと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、実際はJUNGLE FATIGUE PANTSの本質を尊重しながらも、
オールシーズン着用できるよう細かく調整された万能なアイテムです。

オリジナルのサイズスペックをベースにしながら、股上を2cm程深く、バックポケットの位置は少し高めに調整。これによって、日本人の体型によりフィットするシルエットを実現しています。

また、生地はオリジナルよりも少し厚みを持たせ、オールシーズンでの着用に適したバランスに。洗いをかけるたびにステッチのアタリが現れ、リップストップ特有の生地感が柔らかく経年変化していきます。

こうして「自分だけの一本」に成長していくのが、V6Pの魅力です。

左:着用3年 / 右:新品（スタッフ私物）

着用と洗濯を繰り返すことで、ダブルステッチの部分にはアタリが。
コットンリップストップの生地は柔らかく、ヤレた雰囲気に。

新品の状態でも、もちろんですが、
洗い込まれて味のある風合いになってくると、ツイードジャケットやニットなどのウール素材とも、非常に相性が良いんです。

日常の動作に合わせてシワが入ったツイードジャケットにV6P。

道具として洋服を纏っているような、
その人の生活が見えるようなスタイルがかっこいい。

V6Pの機能性を生かした、アウトドアなスタイル。
裾をドローコードで、きゅっと絞ると下から風が抜けず、
ちょっとした防寒になるので今時期おすすめです。

1960年代後半、ジョン・レノンが妻オノ・ヨーコとニューヨークへ渡り、
ミリタリーウェアを着て平和を歌った頃、
フランスでは、五月革命という学生運動を発端としたムーブメントがありました。

ジョン・レノンに影響を受けたフランスの若者が、
米軍の払い下げ品のミリタリーウェアを着て、そう言った運動に参加したかもしれない。

とか、音楽や映画が世界を繋げてくれた時代のことを自分なりに想像して
ストーリーを考えながら合わせてみるのも面白いですね。

暖かくなってくると、サイズ欠けも出てくるV6P。
ぜひサイズの揃っているうちに店頭にてお試しください。

そして、、

V6Pに合わせていただきたい、Arch東京のニューギア。
ベルリンの壁を越えて、、、ではなく時を越えてやってきたデッドストックの…
おっと、、これ以上は次回のブログで。。。

Arch東京　小林

from "Pants"