MOJITO 25SS / ABSHINTH SHIRT Bar.2.0
かつて文豪ヘミングウェイを始め、多くの作家や文化人を虜にし悪魔の酒と呼ばれたアブサンのように、「袖を通した人を虜にする着心地」を追求した”ABSHINTH SHIRT”(アブサン・シャツ)。
「ひまわり」で有名な画家ゴッホもアブサンに魅了されたひとり。
一説にはゴッホが自身の耳を切り落としたのは、アブサン中毒で錯乱していたからだとか、、、(笑)
”ABSHINTH SHIRT”も中毒とは言わないまでも、1枚、2枚と毎年買い足したくなる、
適度なゆとりを持たせた絶妙なフィット感のオープンカラーシャツ。
MOJITO(モヒート)を代表するアイテムであり、Arch東京でも定番で展開している欠かせない一着。
MOJITO / ABSHINTH SHIRT Bar.2.0 墨汁マドラスチェック
COLOR / BLACK
FABLIC / COTTON
SIZE / M , L , XL
PRICE / ¥37,400- (inc tax)
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MOJITO / ABSHINTH SHIRT Bar.2.0 pico embroidery
COLOR / BEIGE
FABLIC / LINEN 55% COTTON 45%
SIZE / M , L , XL
PRICE / ¥37,400- (inc tax)
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イエロー、レッドがベースのインディアンマドラスに墨汁コーティングが施された一着。
光の当たり方によって、ブラックにもオリーブにも見える深みのある柄です。
インディアンマドラスというと、諸先輩方から”泣きのマドラス”という言葉をよく耳にします。
インドで織られた90年代以前のマドラスチェックは染色方法の影響か色が脱落しやすく、
洗濯をすると、色にじみや退色が起こる。
そうして洗い込まれた鮮やかなマドラスチェックは、より馴染みの良い色になっていく、、、
ところが、現代のマドラスチェックは嬉しいかな、悲しいかな、
染色技術が発達し、そう簡単には泣かないそう。
先週のブログの冒頭で僕の先輩、小村さんも触れていました。
ただ、墨汁でオーバーダイ(後染め)されたこのABSHINTH SHIRTSは泣きます(笑)。
実は一足先に購入させていただいていた僕、小林。
着用・洗濯すること5回。



写真からも分かるように、全体は薄らと色が抜け、袖や襟のステッチにはアタリが。
場所によってベースのイエローやレッド、ブルーなんかも現れて深みのある風合いに。
洗うたびに変化していく様は本当の”泣く”とは少し違うかもしれないけど、楽しいものです。
生地は薄く、真夏でも着られる厚さなので一枚で着ても心地よい肌触りです。


個人的なポイント。ホワイトボタン。
本来であれば、生地と馴染みの良い暗色のボタンを付けそうなところ、
遠くからでもはっきり分かるようなホワイトのボタン。

ホワイトやカーキベージュのアイテムを合わせたくなるこの先の季節、
このボタンのおかげで、そういった明るいアイテムとも馴染みがよく、合わせやすくなっています。

僕ならホワイトのトラウザースで。
色の抜けた5Pジーンズやチノパンとの合わせもいいですね。
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ユーロミリタリーのスリーピングシャツにみられるような、
独特なベージュベースのストライプに”Pico Embroidery=刺繍穴”が特徴の一着。


肌離れの良いさらっとしたさわり心地のリネンコットン生地。
前見頃の刺繍はデザインとしても魅力的ですが、刺繍穴から風が抜け、ベンチレーションの役割も。
ヨーロッパの空気感もありつつ、南国やリゾート地に着て行きたくなるような配色に、
アメリカやパリ、キューバと移り住み、時にアフリカのサファリへ旅をしたヘミングウェイを感じるのは
僕だけでしょうか?(笑)
タンクトップやTシャツ、ヘンリーネックをインナーにしてジャケットのように羽織るのもおすすめです。


もう一つ細かい仕様ですが、トップボタンの縫い付け方にもこだわりが。
開襟シャツなので通常は開いたまま着用するABSHINTH SHIRTSのトップボタンですが、
裏側からボタンを縫い付ける糸が見えない仕様になっています。
最近は購入したABSHINTH SHIRTSをどう着ようかと、
手持ちのアイテムとのスタイリングを考える日々です。
ヘミングウェイやジャック・タチの如く、開襟シャツを着こなす
かっこいいおじさんにはなれるんだろうか、、、


そんな着こなすまでの過程も含めて好きな男の定番服。
ぜひ店頭でお試しください。
Arch東京 小林