OUTIL / PANTALON BOUDES

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”OUTIL”のフィルターを通して作られた、本藍染の5ポケットデニムパンツ。

OUTIL / PANTALON BOUDES
COLOR / INDIGO

FABLIC / COTTON 86% HEMP 14%
SIZE / 1 , 2 , 3 , 4
PRICE / ¥31,900- (inc tax)

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生地に使われているのは、春~秋にかけて重宝するOUTIL オリジナルのライトオンスヘンプコットンデニム。

縦糸に本藍でロープ染を施し、緯糸に綿とヘンプの混紡糸を打ち込んだ
OUTILオリジナルの毛羽立ちやネップ感のある深いダークインディゴの生地。

一般的なインディゴ染めは、科学的に合成された染料(ピュアインディゴ)を使用するのに対し、
本藍染は、藍の植物から抽出された天然染料を使用する伝統的な手法。
本藍は天然染料のためインディゴよりも染まりにくく、
それ故、本藍染は何度も染めては乾かして、染めては乾かして、といった手間と、
熟練した職人の技術を必要する大量生産のできない貴重な染色方法です。

その色落ちは、鮮やかなブルーに経年変化していくインディゴ染めのデニム生地とは異なり、
全体がゆっくりと緑みのある落ち着いた色味に変化していきます。

洗い込んで色落ちした際に馴染みの良い、
オリーブのセルビッチ(デニム生地の耳部分)だったり、ステッチもオリーブの糸が使われていたり、
Arch東京で展開するBONCOURAのジーンズとは、また違った方向性の洗練されたものづくりへのこだわり。

それだけでも非常に魅力的なのですが、このジーンズのもう一つの魅力は、パターンメイクにあります。

後ろ身頃に対し、前身頃の生地の用尺が極端に小さい、一見するとアンバランスな作り。
それが不思議と、足を入れてみて初めて立体的なパターンの妙であることがわかります。

フロントから見たときは テーパードの効いたスッキリとしたシルエット。
バックスタイルはワークパンツのような少しゆとりの感じるシルエットに。

1920~30年代のフレンチワークパンツに見られるような立体的なパターンにも似た独特なパターンメイク。
フランスの様々なヴィンテージウェアからインスパイアされたコレクションを展開する”OUTIL”だからこそ作れる一本と言えるのではないでしょうか?

普段の装いに、ちょっとした変化を加えてくれる、フランス的視点の絶妙なバランスの5Pジーンズ。
ぜひお試しください。

Arch東京 小林