Arch / 1920 FRENCH COLONIAL JACKET & TROUSERS LINEN

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“シンプルであること”

それが僕が思う究極のスタイルです。

弊社オーナーやArchの先輩方の着こなしを見ているとそう感じます。

白シャツに軍パン、5Pジーンズにスポーツコート。シャンブレーシャツにチノパン。
定番のスタイルだけど、どこか違って見えるのは、
その人の「キャラクター」や「ライフスタイル」にスタイリングがマッチしていたり、
長年着古して、体に馴染んだ洋服を纏っているからでしょうか。

決して一言では表せませんが「なんかカッコいいんだよなあ」と僕、小林が思うのはやっぱりそんな人です。

でもシンプルならなんでもいいって訳でもなく、シンプルなものを永く着て、自分のものにするには、
「思わず手に取ってしまう着心地の良さ」と「経年変化に耐えうるタフさ」が両立していて欲しいところ。

その点において、日本の春夏に欠かせない素材は、

”リネン”

ではないでしょうか。

リネンは肌離れが良く理想的な着心地でありながら、
よく体に馴染み、水洗いもできる日本人にとってのユニフォームと言っても過言ではないでしょう。

僕たちが住んでいる東京においても、例年暑くなる一方。
朝から夜までうだるように暑い日が年々多くなっている気がします。

気づけばTシャツに短パン。。
それもいいけど、そのまま仕事やレストランに、、という訳にはいかない。。。

そんなジャングル以上にジャングルなコンクリートジャングルに生きる我々にとって、
夏にも着たいと思えるセットアップというのは、貴重な存在ではないでしょうか?

Arch / 1920 FRENCH COLONIAL JACKET LINEN100%
SIZE / S , M , L , XL
COLOR / BLACK
PRICE / ¥88,000-(inc TAX)

Arch / 1920 FRENCH COLONIAL TROUSERS LINEN100%
SIZE / S , M , L
COLOR / BLACK
PRICE / ¥47,500-(inc TAX)

使用している生地は岡山県の老舗幡屋に眠っていた、ブラックリネン。

アイリッシュリネンのような,なめらかでふんわりと空気を含んだリネンではなく、
フランスやドイツのミリタリーアイテムに見られるような、目の詰まったハリのある生地。

着用を重ねるとよく体に馴染み、ブラックリネンの品の良さの中に、
デイリーウェアとしての着用に耐えうるタフさも感じる生地です。

ジャケットのベースとなったのは、
1900~1920年代頃にフランスで仕立てられたシルクのコート。

今回のジャケットは、丈や全体のバランスを調整して再構築したもの。

4つボタンに高めのゴージライン。前振りの袖付け。
クラシックなディテールながらも着丈やアームホール幅等、現代に着用しやすいバランス。

Archのお客様にはお馴染みの”British Work Jacket”や、昨年リリースした”French Farmers Jacket”。
コーデュロイやツイル、モールスキンの素材だったこともあり、気温20度を超えてくると、着用して出掛けるのは辛いところ、、

そういったこれからの時期のデイリーウェアとして、共地のパンツとはもちろん、
5Pパンツやミリタリー パンツ、チノパンとも合わせやすい一着になっています。

使用しているボタンは、弊社オーナーがフランスの倉庫から発掘した、
1950年代頃のヴィンテージウッドボタン。

僕らスタッフは、2月に一度サンプルを拝見していたのですが、ボタンは代用品を使用していたため、
実際に完成した実物を見るのは商品が届いてからが初めて。

ブラックリネンに馴染みの良いブラックに塗装された温かみのあるウッドボタン。

経年により塗装が剥がれて本来の木目が見えてきたとき、
今以上に、魅力的なになっていることは間違い無いでしょう。

日常の動作に合わせて刻まれていくシワも気にせずに、
日の光を浴びて鈍く光るブラックリネンの風合いをお楽しみください。

トラウザースのベースとなったのは、
フランス軍の名品M52トラウザースの原型となったモデル。

1タックのストンと落ちるストレートなシルエット。

このストレートシルエットがハリのあるリネンと相性良く、
歩行動作に合わせて美しく揺れるドレープが魅力的です。

トラウザースの縫製を得意とする、カジュアルウェアの工場で縫製しているため、
美しいドレープが魅力ながらも、その履き心地はチノパンとスラックスの中間のような雰囲気。

それ故シャツやカットソーに、キャンバスシューズやサンダル、
といったラフな装いにもハマる、穿き易さも魅力です。

格好良い大人って、これさえあれば大抵の場所は乗り越えられる、
その人なりのユニフォームみたいなものがある気がする。

今回セットアップも、着る人にとってそんな存在になりうる洋服だと思います。

店頭にて是非お試しください。

Arch東京 小林