KENNETH FIELD / 50s UNCONⅢ TICKET/P BISHU 4ply WOOL
COLOR / NAVY
SIZE / 38 , 40 , 42 , 44
PRICE / ¥110,000- (inc tax)
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Archとしてラペルジャケットといえば、KENNETH FIELD（ケネスフィールド）のスポーツコート。
弊社オーナーからKENNETH FIELDを取り扱ったきっかけとは、と話を聞いたときに、
アメリカントラディショナルなジャケットの提案をしたかった、と答えていただいたのを、今でも覚えております。

アメリカントラディショナルなスポーツコートでいて、遊び心があるラペルジャケット。
春夏・秋冬、Archとしても欠かすことのできないアイテムで、僕コムラはKENNETH FIELDの展示会にて、一番最初にみるアイテムです。

今シーズンより新しく50s UNCON SPORTS COATに新しいモデルが加わりました。

ボックスシルエット、ナローなラペルという50s UNCON SPORTS COATの特徴はそのままに、
ラペルステッチやフラップポケットのステッチ、背面中心のステッチなど随所に、
AMFステッチと呼ばれるハンドステッチのニュアンスを表現できるミシンを使用しております。

今回このスポーツコートに使用されている生地は、ウールを原料とし4本の糸を強撚し、
世界でも有数の毛織物産地である愛知県尾州で織られたKENNETH FIELDオリジナルの4プライウール。

4プライウールというと、僕コムラが思い浮かぶのはCANONICO社の4プライシリーズ。
札幌を離れるときにDRESS&ARCHIVESのオーダースーツを作ったのですが、人気があって入荷が限られる4プライシリーズはそのタイミングで手にいれることができず、、、
さらっとした気持ちの良い肌ざわりと復元力に優れた実用性の高さがどうやら人気の証拠らしい、、
糸を撚る本数が多くなれば多くなるほど、”面”ではなく”点”で肌に触れるようになるので、ベタつきにくく肌離れがよい、シワもつきづらい復元力のある生地になります。

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KENNETH FIELDの春夏にリリースされるスポーツコートの多くは袖裏が排された仕様のものです。
袖裏は、着用するときの袖すべりをよくするためであったり、着用することによる表生地へのダメージを軽減するためであったり、いろいろな役割があるのですが、
暑くて湿度が高い日本の気候において袖裏があるイコール”とにかくアツい!!”。

ジャケットを着て外出していて、気づいたら汗をかいていた。
これからの初夏において往々にしてあるシチュエーションです。

もともと”ある”ものが”ない”ことによる心地よさは格別です。
よりジャケットを心地よく現代のトラディショナルスタイルに合わせて進化させたKENNETH FIELDのスポーツコート。
半袖シャツをインナーにしたときに直接肌に触れるさらっとした4プライウールの生地、、その心地よさを想像していただけるのではないでしょうか。

正統派なジャケット&パンツスタイル、ホリゾンタルカラーのクレリックシャツにネイビーのナロータイ、グレーのトラウザーを合わせて。
ジャケットに使われている濃紺で鈍いツヤがある生地感から、色数を抑えシックにコーディネート。
色の落ちた5ポケットパンツや着馴染んだミリタリーパンツと合わせると、アンコンストラクテッドの軽快な雰囲気と上品な生地の雰囲気がカジュアルアップした印象を与えるコーディネートに。

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僕コムラがこのスポーツコートを展示会でみたときに浮かんだコト。
オーセンティックなネイビーのスポーツコートの中に、KENNETH FIELDらしいエッセンスが混ざっていると感じました。

鈍いツヤがあり、ゆれ感・落ち感のある生地、濃紺のカラー、ウエストポケットはパッチではなくセットイン仕様、随所に施されたAMFステッチ、フロントに入ったダーツディテール、などなど、、
パッと一見すると、フォーマルシーンや仕事にて着用できるいわゆる”オン”のジャケットに見える（もちろんそういった場面でのご着用は十分可能です。）のですが、
“オフ”の場面で着ることができるような程よい遊び心が散りばめられていると感じました。

KENNETH FIELDのブランドコンセプトでもある”For NEW TRADITIONALIST”。
伝統を重んじながらも、時代にとらわれないミックス感覚をファッションとして楽しむ。
ブランド流にアップデイトされた濃紺のスポーツコートは、ネイビージャケットというスタンダードなアイテムに、コーディネートの幅を持たせたジャケットです。

Arch東京店 小村