KENNETH FIELD 25SS / 50s UNCONⅢ HAND BLOCK PRINT KF LEAF

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KENNETH FIELD / 50s UNCONⅢ HAND BLOCK PRINT KF LEAF
COLOR / WHITE
SIZE / 38 , 40 , 42
PRICE / ¥86,900- (inc tax)
【ONLINE SHOPはこちら】

アメリカとインドのつながり。

1950年代ごろ、アイビーリーガーの間で着られていたり、Brooks BrothersやJ.Pressなどのアメリカントラディッショナルブランドからリリースされていたりしたマドラスチェックの洋服。
インドで織られ、草木から生成された染料を使って製作された当時の生地は、色にじみや色うつりが激しかったことは、僕コムラが札幌にいたとき釣り師匠に教えていただきました。

イマも古着屋に行けば、”夏”を連想させる色あざやかなマドラスチェックの洋服を購入することができる。
僕がみたことのあるものは、90年代ごろ製作された古着のものがほとんどであるから、”泣きのマドラス”といわれる色のにじみは見ることができるのであろうか、、
きっとにじむものもあるだろうが、そうでないものが大半なのではないだろうか、、

アメリカとインドが”洋服”というキーワードでつながり、その一つの要素である”マドラスチェック”という生地。
そしてもう一つの要素が”ブロックプリント”であります。
【KENNETH FIELDデザイナー草野氏によるAmvaiのブログをご覧ください。】

ブロックプリントとは、木彫されたブロックをつかい、
版画と同じ要領で、ブロックに染料をつけ生地に押しあてる工程を繰り返し行い、プリントしていく伝統的な技法です。
ブロックプリントされた生地は、マドラスチェックの生地と同じようにインド国外に輸出され、
アメリカやヨーロッパなどでワンピースやストールなどの洋服やインテリアとして使われてきた歴史があります。
つまるところ、ブロックプリントの生地もインドとアメリカのつながりを感じることができるのです。

ブロックプリントの生地製作にいたる工程は、職人による手作業によるもので、手間をかけて製作されているのですが、
KENNETH FIELDデザイナー草野氏の全7編(その前日譚は4編)をご覧いただくと、このインドのブロックプリント生地を使って日本のブランドとして洋服をリリースする大変さが分かるのではないでしょうか、、
【KENNETH FIELDデザイナー草野氏によるAmvaiのブログをご覧ください。】

インド北西部ラジャスタン・ジャイプールで製作されたKENNETH FIELDオーダーの生地は、軽量で生地の落ち感があり、スラブ感のある粗野で通気性の良い生地。

まるでGod Farther Part.2 のハイマン・ロスのパーティで着ているヒトがいそうな雰囲気です、、
(最近みたもので、、笑)

ボディに使用されているのは、KENNETH FIELDの50s UNCON SPORTS COATをベースに、ハンドステッチのニュアンスをだすことのできる特殊なミシンを使ったAMFステッチをほどこしたもの。
普段のマシンステッチと違い、軽快でクラフト感のあるディテールが、よりジャケットの雰囲気を引き立てます。

コーディネートとしては、柄の入ったシャツ、柄の羽織ものとして。
真っ白ではなくナチュラルなホワイトなので、
オリーブやカーキなどのアースカラーはもちろんのこと、プリント部分はブラックとベージュの2色で構成されているので、グレーやブラックとのスタイリングは色なじみがよいです。

ヘンリーネックシャツをインナーにしていただいて色の落ちた5ポケットパンツをスタイリングして柄の入ったシャツのようにコーディネートしたり、
ネイビーのポロシャツにミリタリーオリーブのユーティリティパンツをコーディネートしたり、
ラフにサッと羽織ってみてください。

またこのジャケットの柄はストライプ状にKFリーフを並べているので、ピッチ違いのストライプパターンをレイヤードするようなイメージで、インナーにストライプシャツをコーディネートするのも個人的に好みです。
パターンオンパターンもジャケットとの色合わせや素材合わせを気にしていただいて、ブラックのリネントラウザーをコーディネートしていただければ、自然と馴染むように見えるのではないでしょうか。

その国や土地ならではの伝統的な技法を用いて製作される生地を使った洋服は、Archでラインナップしている洋服に通づるものがあります。
先住民などのネイティヴによって伝承されていたお守りや技術、現地固有の文化や生活に根付いた民族衣装、それらをファッションとして身に纏う。

古き良きプリント技法であるブロックプリントという技術で製作された洋服を、Archとして提案させていただきたい!!という想いでセレクトさせていただきました!!

KFリーフがプリントされたスポーツコートからインドと日本のつながり、そしてその裏側にアメリカントラディッショナルを感じることができる。
ぜひ涼やかで軽快なナチュラルカラーのインディアファブリックで、初夏の装いをお楽しみください。

Arch 東京店 小村