25SS BORDER SHIRTS COLLECTION
既に最高気温が30℃を超える日も出てきた東京。
ブログをご覧の皆さんはそんな酷暑の休日、何をして過ごしますか?
僕、小林は大概、何も予定がない日は
映画を観に行くか、図書館へ行くか、その二択。
(電気代がかからないから…(笑))
図書館で過ごす時は、活字を流し読みする日もあれば、
写真集を手に取って眺める日も。
同じ写真集でも、見る日によって興味を惹かれる写真が変わるんですね。
映画も同じ。だから気に入った作品は何度見ても面白い。


写真家ロベール・ドアノーの写真集に見るパブロ・ピカノ。
バスクシャツにロールアップしたワークパンツ。
自由な作風に反して均整の取れたシンプルなボーダーのカットソーの着こなしが妙に惹かれます。

AUBERGE / PICASSO
COLOR / WHITE×BLUE , BLACK×WHITE
SIZE / 38 , 40 , 42, 44
PRICE / ¥41,800- (incTAX)

その名の通り、あまりに有名な一枚でピカソが着用しているカットソーからボーダーピッチを割り出し、
Arch東京に通ってくださっているお客様にはお馴染みの
「カリビアンシーアイランドコットン」(カリブ海島綿)100%で作成した一着。
カリブ海島綿(West Indian Sea Island Cotton)とは
カリブ海、西インド諸島の限られた島からしか産出されないコットンのこと。
その希少性から、宝石のように高く評価され、“奇跡の繊維” と呼ばれるほどです。
カシミアのようになめらかでやわらかな肌触り。絹のようにつややかで上品な光沢。
他のどんな綿より吸収性に富み、強く・軽いという特徴をもっています。
もはや説明不要かも知れませんが、
カリブ海島綿を使用して作られたAUBERGEのコレクションの着心地は本当に病みつきになります。


生地はラッセル編み機を駆使し、伝統的なバスクシャツに見られる所謂“ラッセル編み”で仕立てています。
ラッセル編みは通常カットソーに用いられる丸編みと比較すると、
凹凸の多い仕上がりになるのが特徴。
これをカリブ海島綿で仕立てるとどうなるのか、、、
ぜひ店頭でお試しいただきたいのですが、
カリブ海島綿のサラっとした質感と、ラッセル編みの凹凸感が相まって
ベタつかず、盛夏でも着られるほど軽い着心地になっています。

ボートネックのカットソーを着る上で気になるのがネック部分のヨレ。
PICASSOはネック部分に伸び留めのテーピングが施されていることで洗いを繰り返してもヨレにくく、長く着用できる仕様になっています。


そして、このモデルの肝となるのは、肩線の構造。
通常肩傾斜部分の生地は裁断してしまうのですが、ピカソが着用しているモデルは肩部分の生地を裁断せず、
肩部分の生地が二重になるように縫製している独特の構造をしています。
立体的な構造になるため、肩馴染みが良く、美しく肩が落ちるシルエットにつながっています。


シルエットは若干のゆとりのあるレギュラーフィット。
一枚はもちろん、比較的ジャストサイズのサイズ感なので、
春や秋時期にはジャケットやライトブルゾンとの相性も抜群です。
Arch東京であれば、KENNETH FIELDのスポーツコート、
Wiils&Geigerのサマーフライトジャケットなんて最高ではないでしょうか。
ぜひ色の抜けた5Pジーンズと一緒に、、!
そしてArch東京にはバスクシャツがもう一つ。

OUTIL / TRICOT HABAS
COLOR / OFF WHITE×IMPERIAL BLUE , BLUE NIGHITS
SIZE / 1 , 2 , 3 , 4
PRICE / ¥25,300- (incTAX)
[OFF WHITE×IMPERIAL BLUE ONLINE SHOPはこちら]
[BLUE NIGHITS ONLINE SHOPはこちら]
こちらもOUTIL好きにはもはや説明不要な名作。
現在もフランス製を貫き、OUTILのシグネチャーともいえるバスクシャツ。
その独特なたっぷりとしたシルエットに、柔らかく心地よい肌あたり。
AUBERGEのPICASSOとはまた違った唯一無二のバスクシャツではないでしょうか。


Arch東京でセレクトしたモデルはTRICOT HABAS。
TRICOT HABASは従来の定番モデルTRICOT AASTの身幅やアームホール周りのシルエットはそのままに、首周りをTシャツと同等の天幅で製作することにより、首周りの露出を控えたデザインのカットソーです。

Tシャツのように一枚で着用しても、露出が少なくフェミニンな印象になりすぎないため、、ボートネックのカットソーに苦手意識がある方にもおすすめです。

ちょうど、ジェームズ・ディーンがボーダーのカットソーを着ていたのを思い出しました。
おそらくボーダーと襟が一体型になったシャツを着ているのだと思いますが、、
そんなノリでポロシャツをインナーに着てみるのもかっこいいのではないでしょうか。

「夏場の空調よけにもなるし、暑けりゃ肩に巻いたらいいんだよ。」
と、先輩小村さんがいつも言っていますが、確かに理に適った着こなしだと納得。
僕、小林からもぜひおすすめのレイヤードです。
バスク地方の漁師たちのワークウェアに始まり、海軍の制服となり、
やがてファッションアイテムとなったバスクシャツ(ブルトンシャツ)。
Archでも常に提案されてきたアイテムでもあり、
まだお持ちでない方にはワードローブに取り入れて頂きたいアイテム。
ぜひ店頭にて触って、試着して着比べてみて下さい。
Arch東京 小林