Willis&Geiger 24AW / R37J125 SUMMER FLIGHT JACKET

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Willis&Geiger / R37J125 SUMMER FLIGHT JACKET
COLOR / TAN
SIZE / 38 , 40 , 42
PRICE / ¥154,000- (inc tax)

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僕が今年の春夏において、最もたくさん着用したであろうWillis&Geiger(ウィリスアンドガイガー)。
数々の著名人が着用し愛された同ブランドは、名前でこそ聞いたことはあったけれども、
自分のワードローブに入れてみて、”着る”経験こそしたことはありませんでした。

それが今年の春、とあるきっかけで手に入れることができ、着用することに。
古着屋や雑誌でみたことのあるウェアー。
着たことのない洋服に袖を通し、はじめて着用するときの高揚感はいつになってもたまらないですよね。笑

コンクリートジャングルともいえるべき東京にて、その真価がいかんなく発揮されるのでした。

“Willis&Geiger”
“100% コットンブッシュポプリンは、1930年代にWillis&Geigerによって世界の探検家・冒険家・野外活動家の需要を満たすため、開発された。”
“シルケット加工されたコットン生地は、4本の糸を強撚し、高密度に織り上げ起毛させた、7.5ozの生地で耐久・防水性能があり、耐摩耗性・機能性において卓越し、今日まで続いている。”

1930年代にアメリカ東部の上流階級にて流行したサファリ。
それに適したウェアーを、ということでNY Abercrombie&Fitchの依頼を受け製作されたこの生地は、
高温多湿・過酷な環境下でも快適な着心地、ブッシュポプリンで包まれた内側を心地の良いコンディションに整える役割を持つもの。

化学繊維がメジャーでなかった時代にコットン100%にて実現したこの技術は、今現在のWillis&Geigerのウェアーでも健在。
ブランドが誇るブッシュポプリンの意匠は、このジャケットの内側に刻み込まれています。

うだる東京の夏、シーズン通して着用してみた僕として、あまりの快適さに驚きました!!
湿度は常に80%オーバー、昼夜問わず30℃を超える東京の夏。
僕自身行ったことはありませんが、もはやアフリカよりも過酷な天候なのではないか、と見紛うほど。
半袖のインナーを着ていただくと、ブッシュポプリンのポテンシャルを十分に感じることができます。
外を歩いていてもドライなタッチ、冷房が効いている室内でも適温を保ってくれる、加えてコットン100%の素材組成によってハウスウォッシュが可能でいて、風合いの変化も楽しむことができる。

購入したてこそハリのある生地ですが、だんだんと柔らかくなっていく変化は着ていて、高揚感があります。



現在にも続くWillis&Geigerが誇る工場で製作されたサマーフライトジャケット。
ブッシュポプリンが使用されているのはもちろんのこと、細部のディテール・パーツも再現されています。
背部のアクションプリーツや脇下のガゼットやベンチレーション、
左前見頃裏のスナップポケットや左腕についたアームポケット、
もちろんフロントのジップはアメリカ TALONのジップを採用。
妥協なきまでの再現・クオリティに思わず息を飲んでしまうでしょう。。

実をいうと購入予定でしたが、マイサイズが残り1点になってしまったとのことで購入を断念。
このスタイリング写真を撮影した時は、”購入してまずはこの秋、僕だったらこういうふうに着たいな”、なんてのんきに構えている頃。

CASEY CASEYのペーパーコットンシャツにBONCOURAの色落ちした5Pデニム、深くシワの入ったAldenのコードヴァンオックス。
外に着ていく前に一度ハウスウォッシュをしてから着たいな。

本来的には夏季着用を想定したジャケットだけれど、
今僕たちがファッションとして着るのであれば、秋冬はどんなものが良いのかな。
サーマルシャツやコットンスウェット、ミドルゲージやハイゲージのニットウェアーはどうだろう。
朝晩涼しくなってきて周りの人たちの着こなしも変わる。
秋らしい空気や冬のシンとした雰囲気に、このフライトジャケットのスタイルはどう写るのか。
もしかしたら馴染まないかもしれないな~、なんて考えながら。

着用ルールとして、かつては叶うことができなかった着こなしも、
今僕たちがファッションとしてでなら着ることができる、それが洋服の醍醐味ですよね。

サマーフライトジャケットを秋口や冬場に着るなら??、という想像を膨らませながらいろいろお楽しみください。

さて次回のブログでは、もう一つのWillis&Geigerのジャケットについて。
是非お楽しみに。。

Arch 東京店 小村