OUTIL / TRICOT HABAS
先日のSAINT JAMESのブログで書いたMOJITOデザイナー山下氏に教えていただいたCalvin Tomkins著「優雅な生活が最高の復讐である」という本。
F・スコットフィッツジェラルドやヘミングウェイ、レジェ、ピカソと親交があったとされるジェラルド・マーフィーとその妻セーラのライフスタイルを描いた本として広く知られているそうです。
今となっては偉人と言われる芸術家たちと親交を深め、様々な芸術家たちに影響を与えたと言われるジェラルド・マーフィー。
ロベール・ドアノーが撮影したとされるピカソの写真「ピカソのパン」。
彼はこの写真でボーダーシャツを着用していますが、このボーダーシャツの着こなしも、ジェラルド・マーフィーが影響を与えたと言われています。
第一次世界大戦が終了し、芸術や文化が花開いた「狂乱の20年代」
その時彼らが着ていたのは、ボーダーのシャツだったのです。
OUTILの新作としてリリースされたTRICOT HABAS。
OUTILが毎シーズン手がけるTRICOT AASTはご存知の方も多いと思います。
たっぷりとした身幅に大ぶりのアームホール、ざっくりとした首周りのフェミニンな雰囲気が漂うボーダーシャツは、たくさんの服好きを魅了してきたシャツの一つです。
新しくリリースされたTRICOT HABASはTRICOT AASTの身幅やアームホール周りのシルエットはそのままに、首周りをTシャツと同等の天幅で製作することにより、首周りの露出を控えたデザインのシャツです。
個人的にOUTILのコレクションの中でイチ、ニを争うぐらい好きなのが、このTRICOTシリーズ。
TRICOT AASTとインディゴ染の糸を使ったTRICOT NAYを合わせて、3着愛用しております!!
この時期はざっくりとしたコートやミリタリーパーカーの中に着用したり、夏場はKENNETH FIELDのV6Pなどのミリタリーパンツやショートパンツに合わせたり、スタンダードなSAINT JAMESのシャツと違ったシルエットで楽しむことができるのが、お気に入りポイントです。
天幅がTシャツと同じぐらいになったことで、首周りの開きが狭まり、よりTシャツライクに着こなすことができるようになったのではないでしょうか。
TRICOT AASTを持っている人もそうでない人も、ぜひ着てみていただきたい1着です。
「狂乱の20年代」と言われた時代に、様々な芸術家たちが愛したボーダーシャツ。
ぜひスタンダードアイテムとして、OUTILのTRICOT HABASを取り入れていただきたいです。
Arch 小村
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