LAPELLDE COAT
最近、急に気温が下がり冬に向けての準備でアウターの事を考えていると、
ふとカナダに滞在していた頃の冬時期は一定数、チェスターコートを着用している人がいたなと思い返していました。
現地では、ジャケットにタイドアップをしたチェスターコート本来の着方や、チェスターコートの下にスウェットを履いてビーニーを被る(映画レオン)、アングラーなスタイルで着こなしている人もいて、様々な着合わせができる万能なコートだと感じました。
流行り廃りのないチェスターフィールドコートの汎用性の高さに魅了されていたこの頃に、まさに今日の気分なコートがArchのオリジナルで完成しました。
1940年代英国製のヴィンテージコートから着想を得たロング丈のウールコート。
製作は岐阜にある、元はテーラードをメインに生産をしていた、現在もなお日本製の付加価値を追及し続けている実直な工場に依頼をしました。
大量生産をせず、トヨタ式というまる縫いの手法を駆使し(技術者+アシスタント)、今回のコートのポイントとなる”ダブルクロスのラペル”をここまで丁寧に仕上げられたのも他ならぬ職人の”技”…
経糸にSuper100’s、緯糸にSuper170’sを使用したことで正にカシミヤの様な肌触りになっており、上品さと保温性の高さが抜群の仕上がり。
チェスターフィールドコートのラペルドに、バルマカーンコートのラグランスリーブという動きやすさも追及した一着に。
トラディショナルな服には勿論、デザイナーズファッションやヴィンテージとの組み合わせも順応できる、Archならではの着こなしを体感してみては…。
松林