FANNI LEMMERMAYER / ARCH EXCLUSIVE MODEL
1877年、オーストリアウィーン創業のFANNI LEMMERMAYER。
創業から現在に至る約150年ものあいだ、アルパカウール100%とリンクスアンドリンクス、パール編みという2つの要素を変えることなくニットウェアーを生産し続けているメーカーです。
創業当初はストッキングや手袋、靴下など小物を生産していましたが、鮮やかなカラーと縦横に伸縮性があるニットウェアとしてスポーツウェア、主にゴルフウェアとして注目されることとなります。
冒頭の写真もゴルフウェアとしてFANNI LEMMERMAYERのニットウェアが着用されていたことを物語る、カタログの一部です。
FANNI KEMMERMAYERというブランドを知らず、ANATOMICAで初めてマルチカラーのカーディガンを見たときの衝撃は今でも忘れられません。
鮮やかでしなやかで着心地抜群なマルチカラーのカーディガン。
HEMISPHERESから取り扱っていたと聞くと、流行とはかけ離れた普遍的な1着なのだと気づかされます。
今回ARCHエクスクルーシヴで製作していただいたSHAWL COLLAR CARDIGAN。
弊社オーナー山内が所有するFANNI LEMMERMAYERのヴィンテージのうち、写真にもあるブラックソリッドのSHAWL COLLAR CARDIGANを元にし、製作していただきました。
鮮やかなマルチカラーでもなく、ストライプパターンでもなく、、しかもブラックの単色。
これを実際に着用していたフランス人がいたかと思うと、当時鮮やかなレマメイヤーを着ていた人からしたら、ちょっと変わりものだったかもしれませんね。笑
今回はFAWNというベージュカラーを新たに製作していただきました。
チャコールグレーやネイビーのステンカラーコートや、オリーブのミリタリーパーカのうちからベージュカラーのショールカラーニットがちらりと覗く。
暖かくなったらベージュのコットントラウザーズや色の抜けた5Pパンツに合わせて、その上からサッとレマメイヤーを羽織る。
そんなイメージでFAWNのカラーを新たに加えて製作しました。
気温差の激しい南アメリカのアンデス山脈に生息するアルパカウールを使用し、保温性と発散性に優れた生地です。
寒ければ保温し、暖かければ発散する。
室内外の気温差が激しい現代においてアルパカウールは絶好の素材です。
また機能的なアルパカウールに最適な編み方であるパール編み。
表裏がなく縦横に伸縮性があるパール編みは、体の動作に合わせてニットが伸縮するのでストレスというストレスがありません。
毎日でも着たくなるニットというのはこのことを指すのか!と体感するはずです。
JACKET : rdv o globe “MARION CH.”
SHIRTS : IKE BEHAR ” BUTTON DOWN SHIRTS”
PANTS : KENNETH FIELD “EZ TROUSER PANEL”
SHOES : VINTAGE “CLARKS”
およそ流行というものがなく、年齢関係なく愛することができるショールカラーカーディガン。
長く愛するのであれば、最高のもので。
僕もその魅力に取り憑かれ、今では4着所有するほどのお気に入り。
北海道で過ごす初めての冬はお気に入りのニットにお世話になるつもりです。笑
Arch 小村
FANNI LEMMERMAYER / SHAWL COLLAR CARDIGAN (Arch EX.)
COLOR / BEIGE , BLACK
MATERAL / 100% ALPACA WOOL
SIZE / 2 , 3 , 4
PRICE ¥ 116,600- (inc tax)
MADE IN AUSTRIA