ブルーワーカー
アメリカの労働着と言えば、王道Levi’s のジーンズが真っ先に思い浮かぶ。
今ではファッションアイテムとして欠かせない物の一つだろう。
そして、忘れてはならないのは、シャンブレーシャツの存在だ。
多くのアメリカのメーカーがこのシャンブレーシャツ を生産していた。
元々は、US NAVYの制服として支給されてから、徐々にアメリカの労働着として普及していきます。
古い写真を見返すと、こぞってシャンブレーシャツにデニムを履いたブルーワーカー達の写真が見つかる。
ですが、シャンブレーシャツを着ていたのは、なにもブルーワーカー達だけではない…
リアルなアメリカの労働着は、名俳優達も劇中で披露していました。
アメリカの普遍的な労働着が、ファッションとして認知されていくきっかけになったのも、こういった映画でのワンシーンだったりするのかもしれない….
シャンブレーシャツを着ているという事よりも、着方にシビれてしまいますよね。
やはり映画のワンシーンは、ファッションの指南書なのだ。
自分の中でも、シャンブレーシャツに5ポケットジーンズ、ニットキャップを被るスタイルは、ジャックニコルソン、アルパチーノから影響されました。
言ってしまえば、ただのUS NAVYのスタイルなんですが…笑
このスタイルをベースに、CASEY CASEYのジャケットを羽織ったり、JOHN SMEDLEYのカーディガンを挟んでみたり、ヨーロッパ的なアイテムを取り入れる事で、また違った見え方がするんですよね。
このUS NAVYをベースにしたスタイルは、自分の十八番かもしれない…笑
さて、ジーンズと同じくらい、必要不可欠であるシャンブレーシャツですが、何を着るのかという問題に直面して来る。
古着のシャンブレーももちろん良い。
けれど、状態やサイズが良いものを探すのは一苦労。
自分達が、長い間定番として提案しているシャンブレーは、AUTHENTIC Ⅱ WORK SHIRT。
KENNETH FIELDからリリースされているこのシャツです。
ブランドがスタートしてから定番としてリリースされているシャンブレーシャツ。
MODERN TRADITIONALを謳うKENNETH FIELDのアイディンティティが詰め込まれています。
襟裏のダイヤモンドステッチ、猫目ボタン、普遍的なディテールが施された一枚。
ワークシャツでありながら、ネクタイを巻ける仕様になっているのがらしいディテールです。
程よい肉感のあるシャンブレーは、使い込んでいく事でスカスカに色が抜けてきます。
それがまた抜群に格好良いんですよ。
COLOR BLUE CHAMBRAY
SIZE S / M / L
PRICE ¥26,400 in tax
時代が変わろうとも、変わらないモノやスタイルがあるように、このシャンブレーシャツも、まさにその種のアイテムだと思います。
最高級のクオリティの洋服が全てではない。
アメリカの大量生産の時代背景が生んだ様々なウェアー、そしてブルーワーカー達が愛したシャンブレーシャツ 。
当たり前のアメリカのシャツを体現した一枚がまさにこのAUTHENTIC Ⅱ WORK SHIRTだと思っています。
ジーンズと同じ位、シャンブレーシャツは必要だと最近になってさらに思うようになってきました。
アメリカンなシャツを、ヨーロッパ的に着る。
長年のテーマですね…笑
ARCH 宅見