OUTIL 22AW vol.1
10月を越えて気温が下がり、秋冬らしい季節となりました。
これからどんな服を着て行こうか、本格的に衣替えを考える方が多くいらっしゃるかと思います。
Arch Stellar Placeではそんな方々にお応えできるよう、沢山の秋冬服をご用意しております。
今回のブログでは、”OUTIL 22AW vol.1″として”VESTE CAVAILLON” “CHEMISIER ARLANC”をご紹介させて頂きます。
1920年代のフランスのサックジャケットがベースとなっているモデル。
そもそもサックジャケットとは海辺や田舎でスポーツやレジャーの時にフロックコートの代用として使用されており、精巧に4つのピースから縫い合わせられて作られていたのに対し、サックジャケットは簡略化された2つのピースから作られ、その布のカットの仕方より「SACK」(袋)と名付けられたとされています。
フロックコートに比べて簡略化されたサックジャケットは1860年代頃より、紳士のデイウェアとして一般に広まって行きました。
OUTILオリジナルのVESTE CAVAILLONはフレンチワークウェアらしい首に沿うようなコンパクトな襟元。
フロント部分には4つのOUTILオリジナルボタン。
ヘリンボーンの凹凸のある表情豊かな生地は着用と洗いを繰り返す事で当たりや生地の経年変化を与え自分だけの特別な一着へと昇華していきます。
腰下丈の丁度良い着丈バランスに加え、前身頃のラウンドしたデザインはサックジャケットならではのコンチネンタルな雰囲気を感じさせる佇まい。
裏地がついていないので、季節を問わず気軽に羽織っていただけます。
冬にはインナーにタートルネックを着て、このVESTE CAVAILLONを羽織り、その上からコートを着るのもエレガントにきまりそうです。
フランスにルーツを持つVESTE CAVAILLONをエレガントに着こなしたい。
そんな思いからワーク感の強いBB VESTにVESTE CAVAILLONを羽織り、
白のパンツを履いて、コンチネンタルな雰囲気を意識したスタイルを組みました。
先程のVESTE CAVAILLON同様の生地を用いたCHEMISIER ARLANC。
こちらは1920年代のフランス軍ショールカラーのセーラーシャツがベースとなっています。
胸元に一つのボタンがあしらわれたスモッグの様なセーラーシャツで小ぶりな襟が首元のバランスを保ち、様々なインナーと合わせていただけます。
全体的にゆとりがありリラックス感のある着心地の良さ。
こちらもリネンとシルクを用いた軽やかな質感でネップ感のあるヘリンボーンの織り柄です。
内側には文庫本が入る程の大きなポケットが施されており、小さなコインケースを忍ばせたら手ぶらで出かけるにも困らない一着。
フランス軍のセーラーシャツが背景にあるので、直球にバスクシャツとM-47というスタイルもカッコ良く決まると思いますが、あえてインナーをホワイトシャンブレーシャツに。アメリカっぽいワークシャツをらしくなく、着こなす事を意識してみました。
リラックス感と独特な色味のネップが特徴的なFrank Lederのイージーパンツを合わせ、こんな休日のスタイルがあっても良いのでは?と考えてみました。
今回はvol.1という事で2アイテムご紹介いたしました。
次回はvol.2としてご紹介予定ですが、ぜひ店頭で実際にご覧頂きご試着いただければと思います。
Arch Stellar Place 柳田