OUTIL 21AW
フランスのワークやミリタリーをベースとしたものに、デザイナー字多氏の感性が加えられた洋服には毎シーズンとても驚かされます。
昨今、様々なブランドからヨーロッパヴィンテージを元に洋服がリリースされる中、OUTILのアイテムは”フランス”という国の背景がより強く、そして濃く、洋服に映し出されている印象です。
今シーズンのアイテムも正にフランスらしい、そしてOUTILらしいアイテムが入荷してきていますので、ご紹介させて頂きます。
まず始めにご覧いただきたいのは、こちらのダブルブレストになっている、ブラックとボージョレの色味が特徴のモールスキンジャケット。
シングルのモールスキンジャケットは、ご覧になったことのある方も多いと思いますが、ダブルのモールスキンは初見の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
形は字多氏が所有している、1930年代のダブルブレストのジャケットをデザインソースにOUTILオリジナルのモールスキン生地で作られています。
生地は最高級綿として知られる「スーピマコットン」を限界までに打ち込んだ光沢のあるモールスキン。正直なところ、モールスキンの生地でここまでツヤ感が出ているものは今まで見たことがありません。どうやったらここまでのツヤ感になるのか、、、
綿の中でもとても細い「スーピマコットン」を究極までに打ち込み、完成されたモールスキン生地は硬さはありながらも、しっとりとした触り心地でどのような経年変化になるのかとても楽しみです。
また、ボタンはOUTILオリジナルの黒い塗装を施したメタルボタン。
着用を繰り返すほど、黒い塗装が剥げてメタルの色味が出てくる様は、ヴィンテージの様な雰囲気に感じられます。
程よくゆとりのあるシルエットは、一般的なワークジャケットよりも上品な印象に見えます。
ボタンの締め加減によって色々な着こなしやシルエットを楽しむことが出来るのも、このジャケットの面白さ。
トップボタンだけ開けて、ラペルドの様にして着用するのも素敵です。
ヨーロッパヴィンテージと言えば、まず初めに頭に浮かぶモールスキンジャケット。
ヨーロッパ古着に目覚めて、色々な古着屋にマイサイズを探し回った方も多いのではないでしょうか。
まだお持ちでない方にはもちろん、何着か既に持っているという愛好家にも、新鮮な気持ちで着て頂けると思います。
続いてご紹介するのは左右で異なるタックや、角度をつけたフロントデザインなど、フランス軍のつなぎがデザインソースのSALOPETTE SAIX。
ナチュラルな色味と緩やかなシルエットが相まったOUTILらしい雰囲気に仕上がっている1着です。
今回のSALOPETTE SAIXの一番ご覧頂きたいところは、生地の織りと染色。
1900年代初頭のバスクリネン(バスク地方でテーブルクロスなどに使われていた生地)を参考にしています。
当時の風合いを目指し、旧式のジャカード織機で織られた織り目は、今の織り機では再現することの出来ない独特の雰囲気を醸し出しています。
色は聞き覚えない”TSUGANE”という柔らかい生成り色。
山梨県北杜市”津金”のワイナリーで育てた葡萄の枝から染色液を抽出しているので、その名前が付けられています。
生成りでも少しピンク色にも見える色は、葡萄の枝ならでは。
葡萄の枝から染色液を作るというのは、フランスとワインを愛するデザイナー字多氏だからこそ思いつくアイディアです。
伝統的な織りとフランスに所縁のある染色を結び合わすことで生まれる生地からは、OUTILの拘りと独創性を感じます。
重いカラーを選びやすいこれからの時期だからこそ、敢えて着たい色味の”OUTIL / SALOPETTE SAIX”。
ブラックやネイビーのアウターの中に、ざっくりと着て頂きたいサロペットです。
OUTIL定番のバスクシャツ、TRICOT AAST。
バスク地方で長い歴史のあるメーカーで生産した素材を使用し、(フランス軍に収めていた物と同じ織機を使用)生地を編むことから、裁断、縫製に至るまですべての工程をフランスで行う、拘り抜いたプロダクトです。
当店で扱っているOUTILの商品は全てユニセックスのため、毎シーズンとても動きが早いです。
気になる方は、是非お早めに店頭にてご覧くださいませ。
Arch STELLAR PLACE 曲木
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