HACKNEY UNION WORKHOUSE.
我々は文明の礎を築いた真の労働者の姿を本でもしくはデジタルでしか確認できない時代に生きています。遡ることヴィクトリア時代、人々は食肉処理場や様々な工場で汗を流したのです。我々ワークハウスは、そのような労働者に敬意と尊敬の念を持っています。
機械化された生地作りを極力避け、服は人の手によって作られます。自然素材でありながら機能を備えているもの。使い捨てる服ではなく、生涯を通じて着用できる服を製作しているのです。(HACKNEY UNION WORKHOUSE ホームページより)
Archにお客さんとして通っていた時から不思議な魅力を感じる洋服だなと思い始めて購入してから、少しずつ愛用しているものが増えているHACKNEY UNION WORKHOUSEのアイテム。
ファッション業界では流行というものがつきものですが、HACKNEY UNION WORKHOUSEの洋服はそれとは一線を画しているように感じます。
今回新しく入荷したアイテムもまさしくその通りで流行に左右されることなく、ずっと愛用できるものです。
こちらは、これから着たい春のスプリングコートのFIELD OF ENGLAND COAT。
スウェーデン軍のスノーパーカをデザインソースにし、シルエットや生地などからはHACKNEY UNION WORK HOUSEらしさを感じます。
生地には顔料プリントを施した生地を採用しており着込んでいくと、この生地ならではのアタリが出てきてヴィンテージのような経年変化が期待できます。
僕(曲木)も購入し、毎日着込んでいますがもうすでに白いアタリが出初めており、これからがさらに楽しみです。
コートとしては短めな着丈にゆったりとした身幅とドロップショルダーはこのコートならではのシルエット。
正直、僕は着用するまで購入するつもりがなかったですが、着た時のたっぷりとしたドレープ感のあるシルエットにやられて購入に至りました(笑)
背中にあるストラップや大きく入ったプリーツなどもアクセントとして、とてもかっこいいディテールです。
洋服は着てみると印象が変わるということがよくありますが、このコートは特にそれを感じます。
ぜひ一度袖を通して頂きたいコートです。
続いてご紹介するのはコートと同じ生地を使用した鮮やかな緑色が特徴の CHINWEST JK COTTON。イギリスのワークジャケットでよく見られスタンドカラーのワークジャケットです。
ポケットの上下逆さまについたフラップやオレンジ色のかんぬき止めなど、このジャケットならではのデザインが詰まっています。
濃いグリーンはミリタリーのオリーブと違い都会的な印象に。
同じ緑でも全く違う雰囲気に感じられるのは洋服の面白さでもありますね。
ややウエストにシェイプが効いた後ろ姿からはワークジャケットには無い美しさを感じます。
それもイギリスのサヴィル・ロウでマスターパタンナーをしていたデザイナーだからこそ為せる技です。
HACKNEY UNION WORKHOUSEの洋服はイギリス現地でも建築家や美術家、ペインター、音楽家、写真家、ビジネスマン、造園家、映画監督、学生など幅広い方に愛されています。
是非、HACKNEY UNION WORKHOUSEの魅力を感じにいらしてください。
Arch STELLAR PLACE 曲木