BONCOURA / DENIM JACKET 1st
1900年〜1947年頃までの約50年間に渡り、多くのワーカーを支えてきた米L社の1st 型のDENIM JACKET。
その名作は形を少しずつ変え、1stから4thまで存在します。
アメリカ特有の無骨さを象徴するデニムジャケットは炭鉱夫などいなくなった現代においても沢山の人々にファッションとして親しまれています。
その中でも元祖と言われる”1st”。
歴史ある”1st”が、BONCOURAのフィルターを通して生まれました。
一説によると”1st”にも2型存在し、1900年代初頭と1920年代以降で若干異なるようです。
1900年代初頭の”1st”にはポケットフラップが無く、1920年代以降からポケットフラップがついたとされています。
BONCOURAの定番アイテムである3rd型と比較しても、見た目に違いがありますが着た時のシルエットなども別物です。
3rdタイプはどちらかというとタイトなフィッティングですが、こちらの1stは身幅もゆったりとしており重ね着をしても窮屈さがありません。
バックシンチと言われる、リヴェット補強されたバックベルト式のアジャスターや立体的で動かしやすくなるよう背中のヨーク部分には2つのプリーツを設けるという”1st”特有のディテールが再現されています。
細部に至るまで拘り尽くされたBONCOURA “DENIM JACKET 1st”は1900年代初頭のアメリカらしい無骨さを感じさせる仕上がりとなっています。
当時製作されたL社のオリジナルは生地の取り都合上、大きいサイズは背面がT字になるのが特徴なのですが、これは BONCOURAのデザイナーである森島氏が昔初めて購入したデニムジャケットがこの大きいサイズにあたるものであったという、セルフオマージュになっているのも面白いポイントです。
デニムジャケットに軍パン、白TEEにワークブーツやスニーカーといったアメリカンカジュアルなスタイルはもちろん、ドレストラウザーにスマートな革靴と合わせてコンチネンタルなスタイルにも間違いなくハマるDENIM JACKETです。
幅広いスタイルに対して順応してくれるBONCOURAの”DENIM JACKET 1st”。
BONCOURA渾身の新作を、是非ご覧くださいませ。
Arch Stellar Place 柳田