シンプルへのこだわり
“シンプルなシャツを格好良く着こなす”
昔そんな話を先輩から聞いたことがあります。
Archへ入社前、ユニークなもの欲しさにシンプルなアイテムを持っていなかったどころか、興味を持てず避けていました。
同様に、音楽活動をしていた時も最初の頃は周りが手を付けないような事から手を付けていました。
後にレコーディングする際足りない部分が顕著に現れていき、結果としてその音源に自分の演奏したパートは採用されないということがありました。
音楽であろうと服であろうと何事も基礎基本が大切であり、その先で見出した自分なりのこだわりが所謂、個性になるのだと学びました。
そんなこともあり、Archのスタッフとして服を着ることが趣味という枠を超えた時、基本を学ぶことも含め初めに購入したのが白いボタンダウンのシャツでした。
ボタンダウンのシャツは当時私にとって就活や仕事場などかなりフォーマルな場で使う物というイメージがあり、普段使いとして用いるという考えは皆無でした。
それをファッショナブルに着るというのが入社当初の課題でもありこれからも考え続けるべきものだと思っています。
洋服屋として雑誌や映画を見るようになってからは、あの時買っておいて良かったなと感じる場面が多いです。
ボタンダウンに限らずシャツというシンプルなものを着こなすというのは自分が思うよりずっと奥深いと感じ、それを考えるのが楽しみの一つでもあります。
素材やシルエット、細部に至るこだわり。
白シャツにもその数だけ個性があり選び難い部分もありますが、
近々、ARCHが理想とするこだわり抜いたシャツが…
乞うご期待下さい。
Arch STELLAR PLACE 柳田