サンダル界のロールスロイス
最高の道具、最高の時計、最高の服 etc…
人の趣味嗜好は様々ですが、どの界隈においても必ずと言っていいほど存在する憧れの品。
タイトルにもあるロールスロイスは、数多ある自動車ブランドの中でも”最高”と謳われていた1台で、今では最上の意を示す比喩表現としてはメジャーなものになりました。
実際今ではもっと良いものも存在するのかも知れませんが、車の話はあまり得意ではないのでこの辺にしておきます。(笑)
サンダル界のロールスロイスと表現されることも多い、JUTTA NEUMANN。
Archでは以前から取り扱っておりますが、改めて紹介いたします。
ニューヨークのイーストビレッジで1994年から靴を作り続けるユッタニューマン 。
ブランド設立当初から人それぞれの足型に合うように作るカスタムデザインを行っており、当時としては斬新かつ圧倒的なクオリティが口コミで広がり、店の門を叩く人が後を絶たなくなりました。
一般的にカスタムで靴を作るというのはブランド設立から間もない状況では非常にシビアであるにも関わらず、故郷である戦後のドイツでは「全て自分で作る」という文化があり、その中で育ったユッタニューマン氏はそんな固定概念を覆してしまいます。
このALICEはカスタムではなく既製品ですが、もちろんハンドメイドで抜かりがありません。
ビジュアルから履き心地に至るまで、サンダルという枠を超越しています。
油分を多く含む堅牢なラティーゴレザーをアッパーに、ソールには交換可能のビルケンソール。
ビジネスとして成り立たせるのであれば、何十年も壊れないモノづくりというのはむしろ不利です。
しかしロングユーズを想定して選定される両素材は、サステナブルにも配慮したユッタニューマン氏のモノづくり、ひいては顧客満足に対する姿勢の表れであるということを強く感じます。
試着の際に足に合わないという意見を頂きますが、それは最初だけのことも多く、履き込んでいくと革も柔らかく馴染み、さらに何年か経った頃には裸足で歩いているかのような感覚に陥るほど歩きやすくなります。
またサイジングに関しましても、試着の段階で大きいサイズに合わせてしまうと後に甲をホールドしている革が伸び緩くなってしまうことがありますので、スタッフが適切なサイズをお伝えさせて頂きますのでご安心下さいませ。
暑くなると軽装が増え全体的に着る服の色味も明るくなるので、サンダルのジャンルによっては子どもっぽく見えてしまったりすることが悩みの種になる季節。
上質なレザーサンダルは足元を艶やかに飾り、コーディネートをぐっと引き締めます。
気にはなっているけど毎年値段で迷う…という方こそ是非今一度お試しになって頂きたいです。
Arch STELLAR PLACE 小見野