23SS AUBERGE Vol.4 / CHERBOURG
当店ブログをご覧の皆様、こんにちは。
前回のAUBERGEのブログはご覧になってくださいましたでしょうか。
AUBERGEが作り出すシアサッカー生地
大好評につき、残すところわずかとなっております。
今回ご紹介するのはリネン生地を用いたアイテムです。
そもそもリネン生地とは紀元前8000年頃に、チグリス川、ユーフラテス川の辺りで人類最古の繊維としてリネンが使われ始めました。
ヨーロッパにおいても、先史時代からリネンが活用されており、スイスの湖では帆や網、ロープなどにリネンが用いられていたそうです。
このようにリネンは私たちの想像以上にはるか昔に誕生され、使われていた素材です。
そんなリネン生地に着目したAUBERGEから新作の入荷です。
貴族の狩猟時に着用されていたコートをベースに作成。
ギャザーたっぷりの身幅や袖、空気を纏っているかのようなAラインシルエットはまさに1800年後半〜1900年前半で見られるようなディティールそのものになっております。
既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、去年のAUBERGE春夏コレクションにて展開された“BEATER NOIR”という1900年代初頭、貴族の趣味だったハンティングの際に獲物を追い込む役の“Beater/ビーター”のユニフォームがモチーフとなっており、去年のブラックシャンブレーからリネン生地に変更してのリリースです。
AUBERGEが用いるリネン生地。
それは、日本国内で織ることのできる80番手のリネンと言われる非常に細い糸を最高密度で平織りに、通称ニドム加工と言われるタンブラーで叩いて揉み込んだ後、BIO加工にて毛羽のない着古したような風合いを演出。
仕上げとして、製品縫製後特殊な染めで奥行きのあるトーンのヴィンテージ感を出しています。
カラーはフランスの匂いが強いブラックインディゴ。
インディゴ染めをした後にブラックで染めている為、最初の段階は暗いトーンですが、洗い込んでいくとインディゴが浮き出てくるよう設計されています。
まさにアルチザンな一着という言葉が似合うアイテムではないでしょうか。
ディティールはBEATER NOIR同様、独特の手がすっぽり入る縦ポケット、背面の贅沢に生地を使用したギャザーは、空気を纏うようなシルエットで着た時に独特の動きが出ます。
前身頃や袖口、肩にもギャザーを使用。
これも当時の仕様です。
無骨な印象というよりかは中性的なデザインでモードな雰囲気さえ感じられます。
BEATER NOIRと比べ若干第一ボタンの位置を上に配置。
前回は生地の厚みも相まって、ワークコートのような位置付けでしたが、今回はリネンということで、シャツのような着方もして欲しいというデザイナー小林氏の想いが詰まっています。
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ボタンダウンシャツとの合わせはもちろん、フレンチなパネルボーダーとの直球な組み合わせは特に相性抜群です。
軍パンやチノパンを履いて足元はサンダル。
春夏のレイヤードのアイテムとして、重宝すること間違いないでしょう。
ARCH TOKYO 矢部
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