その人にとってのデニム

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ARCHのスタイルに欠かすことのできないデニムパンツ。
ボンクラのデニムは言わば僕らの理想そのもの。

来年で13周年を迎えるボンクラに、満を辞してダメ元の新型デニム製作を依頼し、ようやく完成した物が”真夏のデニム”

そう、”BONOURA No.2 DENIM”なのです。

洋服屋にとってのデニムはこれまでも様々なタイミングで紹介してきました。

今回は「その人にとってのデニムってどんな物だろう?」というテーマを掲げ、使って欲しい方のところへ取材した様子をレポートします。

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東京都千代田区神田駿河台3-5 大池ビル2F
“駿河台矢口”
Tel 03-5577-3271
https://surugadaiyaguchi.com

取材にご協力頂いたのは、千代田区神田に店を構える美容室「駿河台矢口」のスタイリスト音成 健さん。

僕小見野が個人的に4年ほどお世話になっている方で、かなりの洋服好き。

なかなか美容室が定まらない僕も、いつしか髪を切るというか音成さんと喋りに通うようになっていました。

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音成 健(おとなり つよし)さんのプロフィール

1989年生まれ 佐賀県出身

福岡の美容専門学校卒業後、東京青山の美容室で勤務。

その青山のサロンで勤務していた時代に「駿河台矢口」オーナーの矢口氏と出会い、開店時のオープニングスタッフからスタイリストとして活躍中。

趣味はバイクと、釣り。


音成 健さん

小見野
この度は取材を引き受けて頂きありがとうございます。
なんかこういう感じで話すの少し緊張します(笑)

音成
連絡もらった時は何だと思ってびっくりしたよ。
俺でいいの?って感じで(笑)

小見野
BONCOURA×ARCHの新作デニムを誰に穿いてもらいたい?
って考えた時に真っ先に浮かびました、アメカジ好きなのも知っていましたしね。

本日はよろしくお願いいたします。

早速本題に入りたいところですが、まずはここ駿河台矢口について、特徴や働いていて感じることなどを教えてください。

音成
駿河台矢口のオープニングスタッフから働く中で、見えてきたことがあるよ。

日本の美容界のメッカと言えばやっぱり表参道とか青山が挙げられる中で、この神田っていう土地にわざわざ髪を切りに足を運んでくれるお客様は、良い意味でどこか変わっていてこだわりを持っているお客様が多いってこと。

僕たちはそんな方々に、あえて変に気取らず自然体でいてもらえるような仕事をしたいし、駿河台矢口もそういうサロンでありたいかな。

小見野くんは知ってると思うけど、うちって老若男女問わず色々な方が通っていて、一見さんに対する変な圧みたいのも無いからたくさんの人に来てもらいたいですね。

今年の夏、近所の神保町エリアで2号店もオープン予定なんだ!
これだけは宣伝させて下さい(笑)

駿河台矢口の入り口

小見野
たしかに僕が初めて利用したときも、あまり緊張しなかったというか素でいられたのを覚えています。

神田・神保町エリアは美味しいご飯屋さんや落ち着ける喫茶店も多く、髪を切って美味しいものを食べるっていうルーティンを2ヶ月に一回楽しみにしてます(笑)

次に気になるのがやっぱりその人の洋服のルーツ。

接客してる時にもときどきお客様に質問する内容でもあるんですが、音成さんはそもそも何がきっかけで洋服を好きになったんですか?

音成
本当に1番最初は洋服ってよりも、ヘアスタイルなんだよね。
自分をカッコよくするために髪型にこだわっていたけど、その流れで洋服にも興味を持つようになったかな。

中学生くらいからパンクやロックみたいな音楽や、洋画が大好きでその影響でパンクやスケーター、アメカジ、ルードからモードまで本当に色々な格好してきたし、今振り返れば田舎育ちだからこそ当時都会への憧れは物凄かったな〜。

趣味のバイクに興味を持ったのもこれが理由だね(笑)

愛車のHonda / CEB400 four

小見野
音成さんのバイク姿いつ見ても様になってます。

僕も勝手にバイクとの写真は撮るつもりでいましたが、やっぱりデニムとよく合いますね。

今日の格好はデニムにコムデギャルソンのシャツ、WHITE’Sのスエードブーツ。
僕だったら思いつかない組み合わせですけど、こう見るとすごく好みです。

現在はアメカジが好きってことですが、直球のアメカジとは言い難いこの合わせは、これまでの多様な洋服遍歴の賜物なんですか?

音成
そうだね、それはめちゃくちゃ大きいと思う。
あとはやっぱり美容師っていう職業柄、削ぎ落とされて洗練された部分もあるかな。

編み地のものとか繊維の太い織でできたカットソーとかニット類は、切った髪の毛が付くからまず着なくなって、もっぱらブロードとかリネンのシャツ。お客様の髪のシルエットが分からなくなっちゃうから色味も明るいものが多くなったね。

出勤する時もバイクだからショーツも穿かないし、夏でもフルレングスのデニムとかチノパン穿くのが俺のスタイル。

だから今回の取材を受ける前から、実は夏に穿けるデニム自体は探してはいたんだよね。

小見野
さすがプロです。

その職業ならではの洋服の着こなしとか、こういう機会じゃ無いとなかなか聞けないので、すでに取材してよかったと思ってます。

僕自身もデニムは好きで365日の1/3は穿いてるので同じ気持ちでした。

実際にNo.2 DENIMを穿いてみて、どうですか?

音成
率直に感じたのはめちゃくちゃ軽いってことかな。

色々なデニムを穿いてきたけど、やっぱりリーバイスを軸にして作る物が多いし、そうなると必然的に厚みもあって重たい物が多いから、夏の選択肢から外れがちだよね。

今ちょっと冷房効いてる室内だから分からないけど、今までで1番快適に穿けると思う。

あとは軽い生地だけど、しっかりカッコ良い!

小見野
たしかにどのブランドも生地を厚くすることで重厚感を出すのは上手ですけど、その逆ってあまり見かけないですよね。

快適さとカッコ良さは紙一重というか、一歩間違えると大きく雰囲気を損ねてしまいますし。

このあたりはさすがBONCOURAです。

音成さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
お客さんとしては見れないパーソナルな部分が知れて楽しい時間でした!

音成
こちらこそありがとう!




MODEL : ARCH EXCLUSIVE No.2 DENIM
COLOR : INDIGO
SIZE : 30 / 32 / 34 / 36
PRICE : ¥46,200- inc tax

7/15 (sat) 13:00 販売開始

小見野 健