BONCOURA SPECIAL FABRIC “DEAD STOCK WOOL CUT PILE “

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BONCOURA ディレクションを務める森島氏が、あるスペシャルな生地を所持しているというお話しから、実際に生地を拝見し、すぐにこの生地をBONCOURAのアイテムに落とし込もうとこの別注はスタートしました。

今回、選んだのはBONCOURAのアウターの代名詞的な存在となっている”DUFFLE COAT”でした。
何故、DUFFLE COATを選んだのか。
それは今からご説明する生地から察しがつくかと思います。

今回、使用されるのは、森島氏が古くから歴史のある機場の倉庫で入手した”DEAD STOCK WOOL CUT PILE ”

メルトンを旧式の織機で織ってから、加工で手切りでパイルカットを行っています。
仕上がりが生地の状態や環境によって変わってくるため、パイルカット部分が綺麗にカットできるまでその都度様子を見ながら作業を繰り返す為、手間と時間を莫大に費やします。

昔はほんの少しだけ、国内でも本カットパイルを生産することが出来ていたそうですが、今現在、本カットパイルを出来る職人がほとんどおらず、再生産はすることが出来ない貴重な生地なのです。
軽くて、保温性が高く、ウールのヌメ感もしっかりと感じられ、通常のウールファブリックと比べても質の違いは一目瞭然です。

ウールカットパイルと言えば英国の伝統的な生地でもあり、かつて、イギリスのファブリックメーカー Moorbrook(ムーアブルック)が生産しており、世界的にも有名なメゾンブランド HERMES(エルメス)もダッフルコートの生地として使用していました。

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無地のカットパイル生地は、見られることが少ないかもしれません。
この生地は作るのがより技術的に難しいと言われ、世の中に出回ることがまずあまりないのです。

この生地にBONCOURAのDUFFLE COAT…。
選ばれるのは、必然的だったのかもしれませんね。

是非、実際にこの生地の素晴らしさをその手で感じて頂ければと思います。
詳しいディテールなどの詳細は後日ご紹介致します。

※ご予約も承っておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。

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“ BONCOURA 祭り”
2019.11.30(sat)-12.1(sun)
in  Arch STELLAR PLACE , Arch

Arch STELLAR PLACE 荒