BONCOURA / Arch EXCLUSIVE DUFFLE COAT

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BONCOURA “Arch Exclusive Duffle Coat”
本日は、より詳しく全貌に触れてゆきたいと思います。

古くから歴史のある機場で入手した今回の”DEAD STOCK WOOL CUT PILE”。
今、その機場は大量生産などといった時代の流れによって、残念ながらも廃業となっており、現在は存在しません。
今後、出てくることはないであろう秘蔵の生地となります。

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そもそもパイル織物とは…。
緯二重組織で緯糸の浮き部分を起毛でカットし、毛羽立たせた織物。

別珍やコーデュロイもこの仲間。

起毛とシャーリング(カット)の工程を繰り返し行い縦糸をカットする。
手間をかけて出した密な毛羽は地組織を傷つけない様に短く綺麗にシャーリングすることにより繊細な組織目が表現できる。

起毛でカットした緯糸が抜けるのを防ぐために横二重組織を使い、裏に回る糸でそれを挟み尚且つ高密度に製織しているが、高密度での製織に耐えられる経糸、緯糸の浮きには膨らみ・毛密と風合いの出やすい原料配合を使った拘った糸を使用している。

緯二重組織でこうしたパイル生地を製作するには順通しで20枚以上の綜絖が必要になるが、機屋の高齢化や需要バランスによって現在は綜絖枠の設置を12枚までにした織機が殆どで今回使用している生地を製織出来る機屋はもう殆ど残っていない。

また、高密度規格にはシャトルが開口された経糸の間を往復するションヘル織機などが用いられるが機械が古くメーカーも今は無いため修理や部品の調達も困難な状態となっている。

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時間と技量が必要とされる本カットパイルができる職人は今や引き継ぐことができず、国内にはほとんどおりません。
そんな、本カットパイルのヘビーウェイトメルトンを惜しみなく使用しています。
組織は多重織りになっている為、しっかりとした生地の厚みがあります。

また、カットパイルと言えば、ヘリンボーンにカットされたものを想像する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
アトランダムにカットされた非常に珍しいウールパイルヘビーウェイトメルトンは、独特なヌメ感と光沢があり、見るからに上質な生地なのが伝わります。

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生地はもちろんですが、トグルも形状、大きさ、仕上げともに全てオリジナル仕様となっています。
そして、トグル部分に使われている麻紐はこの生地との相性の良い物に特別に変更して頂いております。
手袋をしたままでも着脱する事も出来、ここ北海道では特に実用的な嬉しい部分でもあります。

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釦にも一切の妥協はなく、オリジナルの天然ナット釦。
着用を繰り返す事で、生地と共に育ち、風合いがより増してゆきます。

【Arch Exclusive Duffle Coat】_DSC7522COLOR /  GREY
SIZE / 36 , 38 , 40
PRICE / ¥180,000- +tax

後ほど、聞いたお話しなのですが、この生地を森島氏が入手したのはBONCOURAがまだこの世にはなかった時期だそうです。
それが今、このようにArch Exclusiveの洋服として生まれたのは、とても嬉しく誇りに思えます。

当日は森島氏にもArch STELLAR PLACEの店頭をメインに、皆様をお迎え致します。
実際にお話しをして頂ければ、より”BONCOURA”の魅力が感じられるはずです。

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“ BONCOURA 祭り”
2019.11.30(sat)-12.1(sun)
in  Arch STELLAR PLACE , Arch

Arch STELLAR PLACE 荒