OUTIL / VESTE BEAUNE
フランスのワークウェアから多くの手がかりを得ているOUTIL(ウティ)。
フランスと日本にて生産しており、人と人とをつなぐための衣服を提案しています。
今回新しく入荷した商品は、1930年代にフランスで使われていたダブルブレストジャケットをベースにデザインされた1着。
僕(鈴木)が、ARCHに入るきっかけとなったのが “French Vintage” でした。
その中で最初に買った一着が「フレンチモールスキンジャケット」。
色々な店を探し回って、大変だった思い出が….笑笑
そんな事もあり、モールスキンジャケットにかなり思い入れがあり、今回OUTILの “VESTE BEAUNE” が入ってくるのが楽しみでした。
商品が届きパッキンを開けてアイテムを見た時、まず目に入ってきたのがBEAUJOLAIS(ボージョレ)色のジャケットでした。
このBEAUJOLAISとはワインの色で、BORDEAUX(ボルドー)やBURGUNDY(バーガンディー)よりも明るい赤になります。
OUTILデザイナー宇多氏が好みとしているナチュラルワインの色をもとに、今季から展開されたカラーとなっており、一目見たら試着したくなる独特な雰囲気のある一着です。
BEAUJOLAISに加えて、BLACKの展開もあります。
今ではブラックモールスキンとなると数がかなり枯渇し、それがダブルブレストとなるとほとんど流通していません。
そんな物珍しさもあり、どちらを買おうか今でも迷っています。笑
宇多氏が所有している、今回のデザインベースとなったヴィンテージのジャケットは袖にリペアが施されているそうで、そのリペアされている部分をデザインとして残しています。
また、ヴィンテージでもあまり見ないアームホールが少し太めの作りとなっているので、珍しいシルエットに。
生地には、最上級のスーピマコットンを採用。
そのため、ワンウォッシュされているとは思えないほどの光沢感があり、使い込んでいくとエイジングが楽しみな生地となっています。
COLOR BEAUJOLAIS
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE ¥57,200 IN TAX
ワークジャケットにデニム、どちらもワーク感の強いアイテムですが、ボージョレという色鮮やかなカラーが一気にエレガントさを加え、暗めのトーンのコーディネイトにもいいアクセントになります。
COLOR BLACK
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE ¥57,200 IN TAX
ブラックは軍パンとも相性が抜群で、これからの時期はM-47にハイゲージニット、そこにこのジャケットを合わせて今年は過ごして行きたいです。
まずどちらの色にするか決めるところからですが…
OUTIL デザイナー 宇多氏
OUTILは、コートやジャケット、パンツなど、多くのモールスキン生地を使用した商品を展開していますが、今回のジャケットに使用されている生地は、今までにないほど高密度に打ち込んで作り上げられたそうです。
宇多氏の心がわりがない限り、ここまで高密度に打ち込まれたモールスキンは、今回の “VESTE BEAUNE” にしか採用しないとのこと。
もしかしたら、今後一切手に入らない幻のモールスキンになるかもしれません。
そんな渾身のジャケットをぜひ、ご自身の手にとり、目で見て、そして着用していただきたいです。
ARCH 鈴木