SOUNDMAN / DUDLEYⅢ , FENDER Fabric by 刺子

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当ブログをご覧の皆様、こんにちはArch sapporoの柳田です。

早速本日は、SOUNDMAN 25SSコレクションよりまずは二型のご紹介です。

SOUDMAN / DUDLEY Ⅲ
COLOR : INDIGO
SIZE : 36 , 38 , 40 , 42
PRICE : ¥49,500- (in tax)

一型目は、” DUDLEY Ⅲ “から。

1930年代ごろビール職人が着ていたBeer jacketをデザインソースに製作されたジャケット。

SOUNDMANのフィルターを通し、15年にもわたる長い期間で定番のワークジャケットとして展開された一着です。

 1930年といえば、二ューヨークのウォール街で株価の暴落が始まり、急激な不況から1930年代に資本主義世界全滅に波及した後、

打開を目指す軍国主義・ファシズムを台頭させ第二次世界大戦がもたらされるなど、大きな出来事があった時代でした。

生地作りや生産体制など十分ではなく、潤沢とはいえない環境下で、
職人たちが限りある物資の中、知恵を絞りあってできたワークジャケットは現代とは違う魅力があります。

それを、日本の伝統技術である刺子織の生地を採用し、インディゴ染、ボールバイオ加工を施したSOUNDMAN独自の解釈から製作されたDUDLEY Ⅲは唯一無二の佇まいです。

紺ブレに見立ててスタイルを組むのも面白そうだとスタッフで話していました。

フロントから背中まで繋がるパッチポケットと上衿裏につく取り外し可能なチンストラップなどのディティールが特徴的。

メッキをかけていないSoundman の刻印入りメタルボタンも経年変化を楽しめる魅力の一つではないでしょうか。

続いて、” FENDER “

名前から、個人的には有名なギターメーカーを思い出します…笑

SOUDMAN / FENDER
COLOR : INDIGO
SIZE : 36 , 38 , 40 , 42
PRICE : ¥47,300- (in tax)

1960年代の英国エンジニアジャケットをイメージして、リデザインした一着。

バックからフロントにかけて施されているサイドのパターンが特徴的で、前から見ればショート丈、

後ろはミドル丈程度でどこから見てもエレガントな佇まいです。

また、サイドアジャスターを用いて身幅の調整も可能なギミックがあるので幅広い方に着用いただけます。

冒頭にご紹介したDUDLEY Ⅲと異なり、肩はラグランスリーブで袖先にボタンはなく、シンプルな補強ステッチが魅力的です。

生地はDUDLEY Ⅲと同様のインディゴ染めの刺子生地。

日本の伝統技術である刺子織は、

衣服の補強や保温に加えて豊作・魔よけ・商売繁盛といった人々の願いや祈りを込めた装飾のために、

重ねた布を手で刺し縫いしたのが始まりと言われている生地で、英国や米国をデザインベースに日本の伝統技術を施しているのは、SOUNDMANならではと言えます。

どちらも古き良きトラディショナルな洋服に他国の技術を用いるコンチネンタルな洋服です。

お好みのスタイルに独自の解釈をして、楽しんでいただけるジャケットです。

Arch 柳田